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世帯年収600~800万でも“余裕ナシ”という声「老後資金を考えると節約必須」「ローンと学資保険を払うと残らない」

2021年01月25日 07:30  キャリコネニュース

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厚生労働省によると平均世帯年収は547万5000円。平均より少し上の世帯年収600~800万円は平均世帯年収よりも多いが、この世帯は生活に満足しているのだろうか。キャリコネニュース読者の30代男性は、

「そんなに余裕はない。子どもの将来や老後資金を考えるとまず節約が必須」(静岡県/不動産・建築/正社員)

と綴る。(文:コティマム)

月の収入は多いが「それに合わせた生活をしてしまうのが反省点」

神奈川県30代女性も、

「余裕があるとは感じない。ローンを支払って子ども達の学資保険などを支払えばそこまで残らない」(医療/パート・アルバイト)

といい、「あまり余裕はない」という声が多く見られた。収入は平均以上でも、学費やローン、老後のことを考えると「大満足」といはいかないようだ。

千葉県の40代男性(不動産・建築/正社員)は、「年の離れた子どもが3人いるので教育費のかかる期間が長い。貯蓄の余裕はないがなんとか生活できている。役員職のためボーナスがないので、月の収入は多い」と語る。

しかし「それに合わせた生活をしてしまうのが反省点」と内省している。

「ローンを完済しているから余裕があるんです」という人も

世帯年収600~800万円世帯では、“住宅ローンがあるか”否かが生活の余裕を左右する。北海道の40代女性(商社/正社員)は、夫婦合わせて収入は800万円台後半。とはいえ「そんな余裕のある生活をしている意識はありません」と語る。ただ、

「マンションのローンも払い込んだので、老後の貯蓄をしつつ、日々の生活を楽しみたいと思っています」

とも述べている。埼玉県の40代男性(その他/正社員)は、専業主婦の妻と幼児2人の4人家族。

「そこそこの貯金ができて週末の外食&レジャーも楽しんでいます。とはいえ住宅ローンを完済しているから余裕があるんです」

これは他の世帯収入でも同じことだが、住宅の固定費や家賃があるか否かは大きい。住宅ローンを払い終わっている、または親と同居などで固定費がかからない場合は、レジャーや貯金ができる余裕も生まれる。それがない世帯は、ゆとりある生活が送れているようだ。