ステイホームが推奨されている今、カップルは改めてお互いの価値観を知る良い機会。感染症対策ひとつとってみても、外出するか、おうちにいるべきか、人によって意見が分かれます。
今回、恋する女の子のためのお悩み相談室に届いたのも、二人の価値観がズレ始め、少し困っている女の子からの投稿です。価値観が違うと分かったとき、そこから歩幅を合わせるのは想像以上に難しいこと。相手を否定しないように気をつけましょう!
私と彼の意見が異なる日々。このモヤモヤをどう解決する?illustration by hanna
外出をどこまでしていいのか判断に迷う今、私と彼は意見が異なって衝突することが多くなりました。デートをする場所や頻度、感染症対策など、考え方のズレが明らかになってきています。彼との関係はこれからも続けていきたいのですが、価値観のズレにモヤモヤ…どのように解決したらいいでしょうか?
当たり前が当たり前ではなくなった今、毎日をどのように過ごすかは人によって違います。経済が心配だからと行動する人もいれば、これ以上感染者を増やさないように、まずは自分の行動を制限すると決めている人もいます。
どのように行動しようとも最終的には自己責任。ところがカップルの場合は、二人の意見をある程度合わせる必要がでてきますよね。
デートの頻度はどうするのか、そもそも外で会う必要があるのか。お互いが実家暮らし同士なら、ますますデートをする場所に困るでしょう。こんなときだからこそ、お互いの存在を認め合わなければいけませんが、実際は価値観の違う二人が一緒に歩くのは、もしかしたら少し難しくなっているのかもしれません。
どうやって相手との落としどころを見つければいい?価値観のズレを調整するときに、私たちはどうしても「妥協点」や「落としどころ」を見つけたくなります。しかし、よく考えてみると結論をまとめるためには、お互いに自分のこだわりを捨て、譲り合う精神が何よりも大事なのです。
もしくはどちらかが大きく妥協し、相手にすり合わせるしかありません。つまり恋人との日々を優先したいなら、最終的にはこちらが妥協しなくてはならないし、自分の価値観がどうしても正解にしか思えないなら、別のパートナーを探した方が良いかもしれません。
illustration by hanna
今この現状で価値観がズレている場合は、どの部分で一致していないのかが重要です。たとえば恋人が、「無症状でいつの間にか発症していて感染させるのは怖いから、しばらく会うのを控えよう」と言っているなら、それはあなたを想ったうえで自分の気持ちを伝えています。
たしかに会えないのは悲しいけれど、今は可能な限り行動を制限し、なるべく人と会わないことが、自分や大切な人の身を守ることになります。決して、自分勝手な言い分ではありません。
一方、恋人が「感染してもすぐに治るだろうから、構わずデートしようよ」と言っているなら、それは残念ながら自分のことしか考えていないと言えるでしょう。
価値観の「ズレ」が果たして自分にとって許せる範囲なのかどうかも大事です。どうがんばっても妥協できない、恋人を正しいと思えないのなら、そこから二人の意見を合わせる必要はむしろないのでは?
話し合いをする上で、相手を傷つけずに伝える方法は?相手を傷つけたくないなら、相手の価値観を否定せずに、自分の価値観は絶対に正解だ、という言い方をしないように注意しましょう。価値観のズレは、どちらが正解かを判断するのではなく、二人の結論をまとめあげる作業なのです。
「自分の価値観が絶対に正しい。だからあなたは私に合わせるべきなのよ」と伝えると、同じように相手も自分の意見が絶対に正しいと、意地の張り合いになります。「譲り合う」ということを念頭に置きながら、しばらくの間、話し合いを続けてみましょう!
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