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スーパーGT GT500クラスの2021年ラインアップが固まる。ドライバー変更は6台

2021年01月23日 14:41  AUTOSPORT web

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1月19日の3メーカー合同テストの様子
1月22日、TOYOTA GAZOO Racingが2021年のスーパーGT GT500クラスのチーム/ドライバーのライナップを発表したことで、1月15日に発表したホンダ、18日に発表したニッサン、そしてトヨタと3メーカーがすべてラインアップを公表し、15台の顔ぶれが揃うことになった。2021年の体制は6台がドライバーを変更した一方、9台がドライバーを変更せず、体制を維持して臨むことになる。

 2021年のスーパーGTに向けては、1月15日のホンダを皮切りに18日にニッサンが発表。その後19日から富士スピードウェイで、11台が参加しテストもスタートした。さらに、1月22日にはトヨタも6台のチーム、ドライバーの顔ぶれを発表。これでGT500クラスの3メーカー15台、30名のドライバーのラインアップがそろったことになる。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響により東京オートサロンが中止されたこともあり、2021年は全メーカーがオンラインでの発表で、各メーカーに続きチームから詳細な体制が明らかにされてきた。トヨタのみがメーカーからの発表時にチーム名、車名、ドライバー、タイヤメーカーが記載されており、ホンダはチーム名とドライバー、ニッサンはチーム、監督、ドライバーが記載された。その後のチームからの発表も含め、1月23日段階ではニッサン勢やホンダ勢では使用タイヤが明かされていないチームもある。

 全15台のうち、ドライバーの顔ぶれが変わったのは6台。トヨタが3台、ホンダが1台、ニッサンが2台。ホンダでは大湯都史樹、ニッサンでは松下信治とGT500初参戦のドライバーがいる一方で、トヨタ勢は全員がGT500経験者での移籍というのも特徴的だ。2021年に向けて外国人ドライバーからの参戦へ向けた打診があったのは間違いないが、最終的に経験者が大半、各車1名は必ず残留となったのは、コロナ禍のなかでのリスクを考えた選択となったのではないだろうか。

 チームでみると、最終的にタイヤメーカーがどうなるのか、またすでにSTANLEY NSX-GTとして走行も開始しているTEAM KUNIMITSUをはじめ、Astemo REAL RACING、TGR TEAM ENEOS ROOKIEなどカラーリングがどうなるのかも楽しみなところ。

 今後、テストを経ながら開幕に向けてすべての体制が決まっていくはずだ。ドラマチックな結末となった2020年だが、2021年のGT500はどんなシーズンになるだろうか。

2021年 スーパーGT GT500クラス
チーム/ドライバー ラインアップ(1/22)
NoTeamCar NameDriverTyre1TEAM KUNIMITSUSTANLEY NSX-GT○山本尚貴 ○牧野任祐BS3NDDP RACING with B-MAXTBA○平手晃平 ○千代勝正TBA8ARTAARTA NSX-GT○野尻智紀 ○福住仁嶺BS12TEAM IMPULTBA○平峰一貴 ▲松下信治TBA14TGR TEAM ENEOS ROOKIEENEOS X PRIME GR Supra○大嶋和也 △山下健太BS16TEAM Red Bull MUGENTBA○笹原右京 ▲大湯都史樹TBA17Astemo REAL RACINGAstemo NSX -GT ○塚越広大 ○ベルトラン・バゲットBS19TGR TEAM WedsSport BANDOHWedsSport ADVAN GR Supra○国本雄資 ○宮田莉朋YH23NISMOTBA○松田次生 ○ロニー・クインタレッリTBA24KONDO RACINGTBA○高星明誠 △佐々木大樹TBA36TGR TEAM au TOM’Sau TOM’S GR Supra○関口雄飛 △坪井翔BS37TGR TEAM KeePer TOM’SKeePer TOM’S GR Supra○平川亮 △サッシャ・フェネストラズBS38TGR TEAM ZENT CERUMOZENT CERUMO GR Supra○立川祐路 ○石浦宏明BS39TGR TEAM SARDDENSO KOBELCO SARD GR Supra○ヘイキ・コバライネン ○中山雄一BS64Modulo Nakajima RacingModulo NSX-GT○伊沢拓也 ○大津弘樹TBA
○:残留 △:移籍 ▲:GT500デビュー TBA:未発表
※この表は各メーカー、チームからの公式発表を編集部で集めたものです。