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トヨタGR陣営が2021年スーパーフォーミュラ参戦体制を発表。宮田、阪口がシリーズ参戦

2021年01月22日 14:41  AUTOSPORT web

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平川、山本、キャシディの3人で抜きつ抜かれるの優勝争いとなったスーパーフォーミュラ第3戦SUGO決勝
TOYOTA GAZOO Racingは1月22日、2021年シーズンのスーパーGTおよび全日本スーパーフォーミュラ選手権の参戦体制を発表した。スーパーフォーミュラでは6チーム11台が参戦。宮田莉朋、阪口晴南の2名が新たにシリーズ参戦することになった。

 1月に入り、ホンダ、ニッサンと国内の参戦体制が発表されてきたなか、トヨタは例年の2月初旬ではなく、1月下旬のタイミングで発表。チーム数、参戦ドライバー数に変更はないものの、ルーキー2名の起用が明らかとなった。

 トヨタ陣営では昨年まで参戦していたニック・キャシディが今シーズンはフォーミュラEへ参戦するため、その代わりに誰が空いたシートを射止めるかが注目されていた。

 キャシディの代わりにそのシートを手にしたのは、昨年スポット参戦でスーパーフォーミュラデビューを果たしていた宮田だ。

 宮田は昨年WECとのスケジュールの兼ね合いで出場できなかった中嶋一貴に代わり、第2戦岡山と第4戦オートポリスに出場。デビューレースとなった岡山では予選2番手を獲得するなど速さを見せていた。その宮田のチームメイトはベテランの中嶋一貴が継続参戦。ふたりのチームメイトバトルも楽しみになる。

 もうひとり今年シリーズデビューを果たすのは阪口晴南。阪口は2018年限りでホンダのサポートから外れ、以降トヨタ系のチームで走ることが多く、12月末に富士スピードウェイでも行われたテストで同チームのマシンを駆っていたことから、今季のスーパーフォーミュラでもトヨタ陣営からの参戦が噂されていた。

 阪口は2018年にTEAM MUGENからスーパーフォーミュラデビューを果たし、昨年、第2戦岡山でル・マン24時間に参戦していた山下健太に代わりKONDO Racingからスーパーフォーミュラに復帰参戦。残念ながら、決勝レースではフォーメーションラップ中のアクシデントにより、レースを戦うことはできなかったが今シーズン、どのような走りを見せるか期待される。

 カーナンバーは昨年末、自身のブログで昨シーズン限りでスーパーフォーミュラからの引退を発表していた石浦宏明の『38』を坪井翔が引き継ぎ、阪口は『39』のカーナンバーをつけて戦う。

 なお、38号車、39号車のチーム名がTBNとなっているが、これまでどおりチームセルモからの参戦になることは間違いない。

 また昨シーズン、最終戦までチャンピオンを争い、惜しくも届かなかった平川亮は引き続きTEAM IMPULから継続参戦となった。昨年の悔しさをバネになんとしても屈辱を果たし、タイトルを獲得したいところだ。平川のチームメイトは引き続き関口雄飛となり、TEAM IMPULの体制は昨年と同じラインアップとなっている。

全日本スーパーフォーミュラ選手権 トヨタ/TRDエンジン参戦ドライバー
No.DriverTEAM3山下健太KONDO RACING4サッシャ・フェネストラズKONDO RACING7小林可夢偉KCMG18国本雄資KCMG14大嶋和也ROOKIE Racing19関口雄飛TEAM IMPUL20平川亮TEAM IMPUL36中嶋一貴VANTELIN TEAM TOM'S37宮田莉朋VANTELIN TEAM TOM'S38坪井翔TBN39阪口晴南TBN