三島食品(広島県)は2月1日、新商品「ひろし」を発売する。日本三大菜漬の一つである国産の「広島菜」を100%使用。温かいご飯に合うふりかけとして、手軽に青菜ご飯を味わうことができる。
三島食品のふりかけシリーズと言えば、ロングセラーの「ゆかり」を始め、ピリ辛たらこの「あかり」、青じそを使用した「かおり」の3姉妹で売り出している。さらに、昨年2月にはカリカリ梅を使った混ぜごはんの素「うめこ」が登場。キャリコネニュースでは同社広報に、初の男性名になった「ひろし」の誕生秘話を聞いた。
当初は「ひろこ」で検討していたが……
「実は、当初は『ひろこ』で検討していたんです」(同社広報)
新商品「ひろし」も、当初は女性名で発売される話があったという。ところが、タレントの友近さんが昨年放送された情報番組『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)で語った内容が男性名「ひろし」誕生のきっかけになった。
「うめこ」発売時に同番組で取り上げられた際、同社は「"うめこ"が既存の3姉妹とどういう関係か、番組で考えてみてください」と要望を出した。すると、友近さんが番組で
「後に"まさる"が出てきて、『うめこ』と『あかり』が取り合う……」
といった物語を語ったという。こうした番組内のやり取りが同社担当者の脳に焼き付いており、今新商品の名前については「男性もアリ」だと考えたのだ。
自分の名前がパッケージになる「ふりかけ4姉妹メーカー」も
同社広報は「うめこ」「ひろし」について「公式の設定はありませんが、ご覧になった方に自由に想像いただけたら」と話している。
他方で「ゆかり」「あかり」「かおり」については、3姉妹という公式設定がある。この設定に、消費者からは「私の名前(娘の名前)でも出してほしい」「味はこんな感じで」といった要望が多く寄せられたという。
そこで、同社が
「すべてのご要望にお応えするのは無理だったので、少しでも夢を叶えていただくために作りました」
と話すのが「ふりかけ4姉妹メーカー」だ。
「ふりかけ4姉妹メーカー」はスマートフォン用のウェブアプリで、3姉妹シリーズと同じデザインのパッケージ画像が自分で作成できるというもの。
使い方は簡単で、平仮名で1~3文字の名前を入れた後に、背景色や帯の色などを選択していくと自分だけのオリジナルの画像が完成する。同社HP上では「SNSのプロフィール画像にぴったり」と広く使用を呼び掛けている。新商品「ひろし」は16グラム入りで、税別130円。