1月18日、スーパーバイク世界選手権(SBK)に参戦しているTEAM HRCは、昨年までSBKでライダーとして戦っていたレオン・キャミアがチームマネージャーに就任したことを発表した。
キャミアは2005年にブリティッシュスーパースポーツ選手権で、2009年にブリティッシュスーパーバイク選手権(BSB)でタイトルを獲得し、2009年にSBKに3戦ワイルドカード参戦した。
2010年からはSBKにフル参戦し、アプリリア、スズキ、BMW、MVアグスタと渡り歩く。また、鈴鹿8時間耐久ロードレースやMotoGPにも出場した経験を持つ。
2018年からはホンダに移籍。ホンダでは、初年度にレッドブル・ホンダ・ワールド・スーパーバイクチームに所属、2019年はモリワキ-アルティア・ホンダ・チームで清成龍一とタッグを組んだ。
しかし、2020年はバーニー・レーシングチームでドゥカティのマシンを駆る予定だったが、2019年5月に開催されたイモラで肩を負傷し、オフシーズンでも再度肩を痛めたため、開幕戦オーストラリアのフリー走行2のみ走行し、以後欠場することとなった。結果的にSBKでは勝利はないが、9度の表彰台を獲得した。
そんなキャミアがSBKに参戦しているTEAM HRCのアルバロ・バウティスタとレオン・ハスラムを引っ張る立場としてチームマネージャーに就任することとなった。キャミアはスペインのヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで1月20~21日に開催されるテストからチームに参加する。
「僕はこれまでのキャリアの中で数シーズン、ホンダのライダーだったが、プロとしても私生活としても大きな変化を遂げて、ホンダに戻ってきたことをとても嬉しく、誇りに思っている」とキャミア。
「僕を信頼してくれたホンダに感謝しており、SBKプロジェクトは非常に重要であり、新型CBR1000RR-R FIREBLADEは非常に素晴らしいものだ。目標を達成するために一生懸命働く準備ができている。僕はいつもライダーとしてそうしていたが、チームマネージャーとしても同じように続けていくよ」
「長年SBKでレースをしてきて、チャンピオンシップとその挑戦をよく知っているが、現在は(新型コロナにより)これらの問題をさらに悪化させている」
「しかし、アルバロとレオンのようなふたりの非常に強力なライダー、チームHRCやHRCのエンジニアなどのプログループと協力することで、僕たちはポテンシャルを最大限に引き出し、トップの結果を目指して戦うことができると確信している」
「ヘレスで2日間のテストで、チームと一緒に仕事するのはこれが初めての機会であり、この新しくエキサイティングな冒険を始めることを本当に楽しみにしている」