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「家を買うということは、自由で刺激的な生き方を諦めること。ワクワク感はない」 30代半ばで家持ちになった男性

2021年01月15日 17:50  キャリコネニュース

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持ち家があることで「老後の不安材料が減る」と感じている人は少なくない。持ち家の必要性を主張するキャリコネニュース読者からは「賃貸だと老後の不安がある」(50代女性/神奈川県)といった声が寄せられている。また埼玉県の40代男性からは、

「損得という意味では、賃貸でも良いかもしれない。ただ、やはり持ち家の設備は、一般的な賃貸より高性能なので快適。それに将来、高齢になった時に賃貸だと借りられるかどうかの不安もあり、持ち家の方が良い」

という声も上がった。他の投稿も見ていこう。(文:鹿賀大資)

「老後は介護施設か賃貸マンションに移ろうかと話しています」

静岡県の50代女性は、かつての育児経験から「やはり持ち家の方が、ゆったり生活できたと思うので満足しています」という。持ち家を選んだ理由については「地方に住んでいますが、当時は駅近など条件の良い賃貸マンションも少なかったので」と説明する。

住宅ローンの返済については「ひとりっ子同士の夫婦なので、両家の親からの援助もあり何とかなりました」と明かす。そんな自慢の持ち家は「外壁を塗り替えており、水回りのリフォームなども済んでいます」とメンテナンスも万全だ。

現在は2人の子どもたちも独立し孫も1人いるが、長男は「持ち家は要らない」と言っている。そのため夫婦間では「もう少し年を取って持て余すようになったら、介護施設なり賃貸マンションなりに移ろうかと話しています」とのことだ。

「家を買うということは、自由で刺激的な生き方を諦めること」

都内在住の50代男性は現在、30代半ばで購入した中古の持ち家に住んでいる。その経緯について「35歳を過ぎた頃に会社を退職。そこで収入が不安定になったのを機に、持ち家を購入した」と明かす。また節約目的で持ち家を購入したことから「コストを削減できたことには満足している」という。

ただ反面で「家を買うということは、自由で刺激的な生き方を諦めること。だからワクワク感などはまったくない」とも綴っている。そう感じる要素は「若い頃は贅沢をして高い賃貸に住んでいた。宵越しの金など持たない主義で刹那的に生きていたから」と過去の生活スタイルと関係しており、

「お金持ちになれたら、いつでも賃貸に復帰したいと思っている。金持ちに持ち家は不要だが、お金がない人には持ち家は必要。言うならば、持ち家と賃貸は、アリとキリギリスみたいなもの」

と持論を述べていた。

※キャリコネニュースでは引き続き「持ち家は必要だと思いますか?」や「テレワークで快適なこと・つらいこと」などのアンケートを実施しています。