F1は、2020年に続き、F1全10チームが参加するF1 Eスポーツ・バーチャル・グランプリ・シリーズを2021年に開催することを発表した。
2020年、新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより、F1は3月に予定していた開幕を7月まで延期しなければならなかった。グランプリを行わない期間にもファンを楽しませるため、F1は現役F1ドライバーも参加するeスポーツのバーチャル・グランプリを立ち上げ、合計8戦を開催した。視聴者数は3000万人以上に及んだという。
2021年には1月31日から毎週末3戦が開催され、昨年とは異なるフォーマットが採用される。プロゲーマーが参加する5周のスプリントレースが予選レースとして実施され、この結果でフィーチャーレースのグリッドが決まる。フィーチャーレースでは、現役F1ドライバー、F1経験者、さまざまな分野の有名人、F1 Eスポーツドライバーなどから成る1チーム2名が、実際のレースディスタンスの50パーセントの距離で競う。
2021年シーズンには、チャリティの要素も加えられた。レースではポイントが与えられ、それによりチーム選手権ランキングが決定。その結果に応じて、F1が、各チームが選んだチャリティ活動のためのプライズファンドを提供するということだ。
レースはF1のYouTube、Twitch、Facebookなどを通して生配信。参加ドライバーについては後日発表される。
■2021年F1 Eスポーツ・バーチャル・グランプリ・シリーズ カレンダー
ラウンド日程グランプリ11月31日オーストリア(レッドブルリンク)22月7日イギリス(シルバーストン)32月14日ブラジル(インテルラゴス)