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ポメラニアンを「小さな柴犬のように」とグルーマーに頼んだ飼い主、仕上がりに唖然(シンガポール)

2021年01月12日 22:02  Techinsight Japan

Techinsight Japan

トリミングされる前のポメラニアン(画像は『Bossa Nova Queen 2021年1月10日付Facebook「My female Pomeranian dede was having grooming with precious pets groomer this morning at 10am.」』のスクリーンショット)
最小サイズの柴犬「小豆柴」は大きくなっても子犬のように小さく、室内犬としても人気が高い。このたびシンガポール在住の女性が、飼っているポメラニアンのトリミングを「小豆柴のようにしてね」とグルーマーにお願いしたところ、とんでもない結果になってしまった。しかし女性の主張とグルーマーの言い分はかなり違うようで、SNS上でバトルが繰り広げられている。『Mothership.SG』『Mirror』などが伝えた。

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シンガポール在住のヘニー・ユーさん(Henny You)は今月9日、ペットのグルーミング出張サービス「ザ・プレシャス・ペッツ(The Precious Pets)」を利用した。

グルーマーのオンさん(Ong)がやって来たのは朝10時頃で、ヘニーさんはメスのポメラニアンの“ディディ(Dede)”を預けると「小豆柴のようにトリミングをお願いね」と言い残して部屋を去った。

そして仕上がりの時間を見計らって部屋に戻ったヘニーさんは、ディディを見て泣き出した。ディディは頭部と尻尾だけを残して、丸刈りになってしまったのだ。


悔しさと怒りがおさまらないヘニーさんは、その日のうちにFacebookグループ『Dog Lover Singapore』でディディのトリミング前後の写真をシェアし、事の成り行きを次のように綴った。

「ザ・プレシャス・ペッツの利用は初めてで、グルーマーには2枚の小豆柴の写真を見せて『同じようにトリミングをしてね』とお願いしたわ。それとディディには専用のハサミ、櫛、シェーバーがあること、前に利用したグルーマーはハサミしか使わなかったから、シェーバーの充電はしていないことも伝えたの。」

「その後、グルーマーが快適に仕事ができるようにと思って部屋を出て、しばらくして戻ると、ディディの毛は全てなくなっていたのよ! 全てよ。」

「それでも100シンガポールドル(約7800円)を払うように言われたから、夫は支払いを拒否し、オーナーにうちに電話するように伝えたの。でも結局、電話はなくてSNSで『グルーマーは指示に従っただけです』と返事があったわ。5段階で4.8の評価をもらっている店だったから利用したけど、アンダーコート(下毛)まで刈ってしまうなんてあり得ないわ。これでは寒すぎて外にはいけないし、ディディの被毛が生えてきたとしても前と同じようにはならないでしょうね。だって毛包が傷ついてしまっているもの。私は悲しくて震えが止まらないの。」


「ディディは今年7歳になるの。かわいいペットにこんなことをするなんて…。同じことが繰り返されないように、この話をシェアしてちょうだい。」


すると翌日、「ザ・プレシャス・ペッツ」のオーナーがFacebookで次のように反論した。

「私が電話をしなかったのは、時間が遅かったから。またグルーマーは依頼人の夫Aさんに言われたとおりにしただけ。グルーマーは用意されていたシェーバーでは『かなり短くなってしまう』と説明をし、Aさんに何度も確認したが、『構わないからやってくれ』という返事だった。しかし上手くトリミングができず、Aさんに『持ってきたシェーバーを使用してもいいか』と尋ねたところ、許可が下りた。グルーマーは、Aさんのシェーバーの設定に合わせ、毛の長さが同じになるように手持ちのシェーバーを調整してトリミングした。途中依頼人であるAさんの妻が部屋に入ってきて、ディディを見てかなり驚いたようだったが、『ミスコミュニケーションがあったのかもね。夫はよくわかっていないのよ。だから彼の言うことは今後聞かないでちょうだい』といってトリミングを続けさせた。」

「顧客の思うように仕上がらなかったことは残念だが、だからといって支払いを拒否することはできないはず。また一方的な話をFacebookに投稿するのはいじめやハラスメントと一緒。今すぐ投稿を削除し、謝罪して欲しい。我々は名誉棄損で訴えることも考慮している。」

ヘニーさんはこれに対し「これは嘘よ。私は車椅子を利用しているから、ディディの世話をしているのは私の夫よ。散歩もシャワーも爪を切るのも獣医の診察も全て夫がやっているの。夫がディディのことを分からないはずがないじゃない」とやり返している。

果たしてどちらの主張が正しいのか? いずれにしてもディディの被毛が元に戻るにはまだまだ時間がかかりそうである。

画像は『Bossa Nova Queen 2021年1月10日付Facebook「My female Pomeranian dede was having grooming with precious pets groomer this morning at 10am.」、2019年9月6日付Facebook』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)