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アートは不要不急か?気鋭アーティスト8人がタブーに挑むアートフェア「Gallery of Taboo」が開催

2021年01月11日 21:12  Fashionsnap.com

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キーヴィジュアル Image by: Gallery of Taboo
写真家 小田駿一主催のポップアップアートフェア「Gallery of Taboo」が、日本橋室町の空きテナントで開催される。会期は1月14日から2月5日まで。 関連記事 公有化したゴッホやモネを新たな作品として再構築、匿名アーティスト「A2Z™」が渋谷パルコで初個展を開催

 Gallery of Tabooは、日本橋室町に位置する遊休不動産の3階から5階を活用し、アート作品を展示。「アートは不要不急なのか?」をテーマにアーティスト発のアートフェアとして開催される。キーヴィジュアルはアートディレクターの塩内浩二と、ブランディングディレクターの白石舞 率いるカトレヤトウキョウ(CATTLEYA TOKYO)が担当。また、会場の空間ディレクションはボタンデザイン(Buttondesign)の菊田康平と村上譲が手掛けた。
 同展は「過去を知る」「現在に向き合う」「未来を瞑想する」という3つの展示空間で構成。「過去を知る」では、現代アートを取り扱う古書店「小宮山書店」代表の小宮山慶太郎が選書した「タブー」に関わるアートブックや写真集を展開。同空間では、ロープアーティストで緊縛師のHajime Kinokoのインスタレーションも展示され、タブーの変遷が表現される。「現在に向き合う」では2020年にOIL by 美術手帖で初個展を開催した匿名アーティスト エートゥージー(A2Z™)や、陶芸家のSatoshi Miyashitaなど、新進気鋭の6人のアーティストが「タブー」を切り口にした新作を展示する。「未来を瞑想する」では、サウンドアーティスト KAITO SAKUMA aka BATICの作品に触れながら、音や振動を通して観賞者が今までに触れてきた過去、現在、未来に思いを巡らせることができる空間になるという。
 なお、「新型コロナウイルス蔓延により人が減った都心部のオフィス街において、アーティストが単に作品発表するだけではなく、地域社会に貢献することが必要」という考えから、アート作品やボディソング(BODYSONG.)とエートゥージーのコラボレーションしたTシャツ(1万8000円/限定20枚)、フーディー(2万6000円/限定40枚)の販売収益の一部は地域の飲食店に還元。日本橋料理飲食業組合などが発行するお食事券500円分250枚を運営が買い上げ、来場者先着500名に配布される。

■Gallery of Taboo会場:中央区日本橋室町1-5-15 真光ビル 3F~5F会期:2021年1月14日(木)~2021年2月5日(金)開館時間:13:00~20:00 ※最終入場は閉館の30分まで休館日:会期中無し観覧料:無料公式インスタグラム