世の中には、仕事を短期間で辞めても「それも人生の肥やし」とポジティブに受け入れる人もいる。宮城県の40代女性は、かつて寿司チェーン店の倉庫事務を4日で退職。その理由について「仕事を教えてくれる環境ではなく、退勤時間も決まっていなかった。それにシフトを極端に減らされたから」と明かし、
「こうした過去の経験があって今がある。入社したことも辞めたことも後悔はない。良い勉強になった」
と振り返っている。静岡県の40代男性も半日で仕事をやめたことがある。当時について「まだ20歳だったし、夢や希望にあふれていて体力も気力もありました」と回顧し、当日の状況を説明する。(文:鹿賀大資)
「嫌なことを我慢するのが一番嫌なので」
その当時は、派遣会社に登録していた男性。派遣会社から紹介されたのは、車関係のパーツを製造する板金作業だった。派遣会社の担当者と8時に現地で合流したが、派遣先をのぞくや否や「嫌になって、12時に昼飯を食って帰った」という。
「担当は大慌てでしたね。でも嫌なことを我慢するのが一番嫌なので。それでも数年後に希望の職種に就けました。そこから数年後には独立して、会社を興しました」
「初日分の給料も交通費もくれませんでした」
山梨県の40代女性は、過去に勤めていたドラッグストアを1日で退職している。初日から立たされたレジ業務で現金過不足が発生し、その尻拭いを強いられたことが辞めた原因になる。ちなみに、その日は複数人でレジを稼働させていたという。
「1日の終了時の精算業務で現金が合わず、店長から『会社の方針で、合わない分は毎日自腹で払ってくれ』と言われ、他の人の分を払わされました。私はレジで間違いを起こしたことなどありません。他人の分を肩代わりで払うのはおかしいです。その会社は、初日分の給料も交通費もくれませんでした」
女性は「見切りが早くて、正解だと思っています」と書いている。
ほかには、
「学生時代にバイトをしていた、クリーニング工場を半日で辞めました。作業自体は難しくなかったのですが、とにかく重労働のため午前中でダウンしました。せめて1日は勤めるべきだったと反省はしています。でもやっぱり、体力的に持ちませんでした。あれはあれで仕方なかったかなと思っています」(福岡県/50代女性)
といった声も寄せられた。
※キャリコネニュースでは引き続き仕事を即行で辞めた人や「お酒の失敗エピソード」などのアンケートを実施しています。