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色覚障がいの男性、友人からのサプライズで初めて鮮やかな色を見て男泣き(米)<動画あり>

2021年01月08日 23:02  Techinsight Japan

Techinsight Japan

初めて鮮やかな色を見て感動する男性(画像は『Mac 2021年1月5日付Twitter「The fact that I hardly ever mentioned my want for colorblind glasses」』のスクリーンショット)
色覚障がいにより鮮やかな色を見たことがなかった22歳の男性が、色覚を補正する眼鏡により今までに経験したことのない新しい世界に触れた。眼鏡は友人からのサプライズプレゼントで、この時の様子を捉えた動画が大きな感動を呼んでいる。『Metro』などが伝えた。

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米ジョージア州アトランタ在住のマックさんは色の区別が難しく、特定の色が別の色に見える色覚障がいを持っている。音楽プロデューサーをしているマックさんは障がいが大きなハンデになることはなかったが、誕生日に友人らからサプライズで色覚補正眼鏡を受け取った。

マックさんが初めて眼鏡をかける様子は動画に収められ、日本時間1月5日にTwitterに投稿されると、3日間で再生回数が200万回を超えた。

動画には「今まで『色覚補正眼鏡を欲しい』なんて話をしたことはほとんどなかった。でも友人らが僕の誕生日に眼鏡を買いに行ってくれたんだ。僕に『大好きだよ』って伝えるためにね。彼らこそ、僕の兄弟(ブラザー)と呼べる最高の奴らさ!」と言葉が添えられており、マックさんが眼鏡を手にするところから始まる。

そしてカメラが家の前に停められた車を映し出すと、友人がマックさんに「はやく眼鏡をかけてごらんよ。赤い車が見えるぞ。ブラザー」と声をかける。

促されて眼鏡をかけたマックさんは一瞬固まり、口を開けて笑顔を見せると「ワオ! ブロ(ブラザー)。こんなの見たことないぞ」と言葉を絞り出す。

マックさんは「信じられない」といった表情のまま両手で口を押えており、周囲を見渡すとこう歓喜の雄叫びを上げた。

「これをみんなは見ていたのか! 何なんだ! ブロ!」

放心状態のマックさんはその後、玄関前にあった植木の前にしゃがみ込むとじっと緑色の葉を見つめた。そして「何なんだよ! ブロ」を繰り返し、ついには感情を抑えきれずに男泣きを始めた。


この動画には「いい友を持ったね」「感動をシェアしてくれてありがとう」「私も涙がでてきた」「これぞ、真の友情」「私まで嬉しくなってきた」といった温かいコメントが多数寄せられ、マックさんは『Metro』のインタビューにこう語った。

「はっきりとした鮮やかな色を見たことがなかったからね。あの眼鏡で今までに経験したことのない、全く違う世界が広がったんだ。友人には本当に感謝しているよ!」



画像は『Mac 2021年1月5日付Twitter「The fact that I hardly ever mentioned my want for colorblind glasses」、2021年1月6日付Twitter「These are said friends that I love so much」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)