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コロナ禍のバレンタイン催事 自宅で作れるDIYチョコや運動不足をケアするショコラ登場、松屋ではECの販売強化

2021年01月06日 19:02  Fashionsnap.com

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百貨店がバレンタインに向けた催事をスタートした。巣ごもり需要を意識したチョコレートなど、コロナ禍の世相を反映した商品を打ち出している。 関連記事 百貨店の初売りがスタート、コロナ対策でセール期間拡大 ECサイトでの販売強化も

 高島屋の日本橋店や新宿店など13店舗では、1月27日から順次店頭でバレンタイン催事「アムール・デュ・ショコラ」を開催。オンラインでは1月6日の今日から催事を実施している。今年は「ニューノーマル時代のバレンタインの新たな楽しみ方」をテーマに企画し、巣ごもり傾向を意識した手作りチョコキット「おうちでDIYショコラ」や、運動不足などの健康面をケアしながら楽しめる「セルフメンテナンスショコラ」を展開。おうちでDIYショコラでは、富澤商店と「ショコラティエ パレ ド オール」によるガトーショコラや、「パティスリーYuji」の生チョコを手作りできるキットを用意している。また、非接触のニーズに対応したポスト投函型のチョコレートや、オンライン飲み会での"リモート映え"を意識したアニマルショコラ、購入すると医療従事者に寄付されるブルーローズ型チョコレートといったコロナ禍ならではの商品が揃う。
 松屋銀座のバレンタイン催事「ギンザ バレンタインワールド」は店頭での展開に加え、公式オンラインストアで初めて開催。店頭の会期である2月3日~14日に加え、オンラインストアでの販売期間を1月4日~2月1日に設けることで、店頭での混雑を回避するという。フェアに出店するブランドの約7割をECでも販売し、来店せずに購入できる商品を充実させることで売上の確保を狙う。松屋銀座では高島屋と同様にDIYチョコを用意するほか、日本人ショコラティエによる地域の食材を使ったオリジナルチョコレートを販売。同社の広報担当者は「旅行に行けない日々が続いているが、このチョコレートで旅行に行った気分を味わってもらいたい」と話す。また、同社がメールマガジンの女性会員に行ったバレンタインに関する意識調査では今年は昨年よりも平均予算が約300円高くなったことがわかったという。そのため、自宅での時間を贅沢に過ごしたい人に向けて、「パレスホテル東京」や「ザ・ペニンシュラ ブティック&カフェ」といったラグジュアリーホテルのショコラを初めて展開している。
 両社の催事場ではいずれも会場導線の拡張や混雑時の入場制限を実施し、3密を回避するなどの対策を実施する予定だという。
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