学情は1月6日、「転勤」に関する調査結果を発表した。調査は11月に行い、2022年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生303人から回答を得た。
「転勤のない企業」を希望した学生は70%にのぼり、「コロナ禍で、より希望するようになった」も63.7%となった。
「場所を選ばずに活躍できる気概や柔軟性が、コロナ禍では求められると思う」
具体的には、
「首都圏に配属されたら、なかなか地元に帰れないと思うと不安」
「家族を大切にしたいと思う気持ちが強くなった」
といった声が寄せられた。中には、「社会が混乱する出来事が起こっているタイミングで、住む環境を変えたくない」と言う声もあった。
一方、「コロナ禍で、転勤を許容するようになった」という学生も23.4%いる。理由を聞くと、「オンラインでできることが増え、住む場所にこだわらなくなったから」(52.1%)が最多となった。
次いで、「複数拠点があるほうが、選択肢が増え希望にあった働き方ができそう」「テレワークのなどで場所を選ばずに仕事をできるようになったから」(各36.6%)、「求人が減っているから」(25.4%)と続いた。具体的には、
「場所を選ばずに活躍できる気概や柔軟性が、コロナ禍では求められると思う」
「売り手市場ではなくなっているので、転勤の有無にこだわらないほうが良いと思う」
といった声が寄せられた。