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【1/4~1/10の運勢】1月2週目の運勢はどうなる?SUGARさんが贈る12星座占いをチェック!

2021年01月05日 21:01  isuta

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isutaでは今週も、SUGARさんが贈る週間占いを配信。

2020年下半期の運勢も配信しているので、こちらもぜひチェックしてくださいね♡

2020年下半期の運勢 今週のおひつじ座の運勢

illustration by ニシイズミユカ

笑われてこそ人生

今週のおひつじ座は、笑い笑われる二重性を味わっていこうとするような星回り。

民俗学者の柳田國男は古来、愚かもの、無知者、子供、女、臆病堕弱か無分別な壮年男などが民俗的生活の中でつねに笑われてきたことを踏まえて、笑いは一つの攻撃方法であり、人を相手としたある積極的行為であると指摘しました。

これは逆に言えば、人間関係が安定して秩序ある落ち着きがあるような時には笑いの余地は少ないということでもあります。つまり、笑いは人間的関係がもろもろ齟齬や矛盾を露呈し、関係の外見がたえず変形し、関係そのものが横滑りし、落ち込み、歪曲されて危うくなったところで湧き出してくるのであり、そこで目につくのは、笑いが人間の相対化を決定的なところまで推し進めるということ。

柳田國男はこうして、笑いのあとで笑った人間をどこか遠くで見ている神がいるのを感じ始めるはずだと結論づけるのです。今週のあなたもまた、笑い笑われるべきは他ならぬ自分自身であるということに気が付いていくはず。

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illustration by ニシイズミユカ

湧き出す力

今週のおうし座は、誤魔化しようのない強さが滲み出てくるような星回り。

冬は常緑樹も落葉樹も休眠期間に入りますが、「枯木」というと荒涼とした景色のなかでじっと耐えている風情が出るのに対し、「冬木」という言葉はより力強い生命力を発しており、孤高の美しさも強調されます。

「冬木描くいきなり赤を絞り出し」を詠んだ橋本美代子は大正生まれの人で、橋本多佳子の四女にあたる親子二代の女流俳人。掲句には、女性の哀しみや自我などを詠んだ母の姿があったのかもしれません。痩せ衰えて見えようとも、その内部には「赤」に象徴される力強い生命力を内包しているさまが大胆に描写されていますが、それもどこか女に根差した深いところから発されているように感じられます。

赤は鮮烈な血の色であると同時に、暗い情熱を宿した危険信号の色でもあります。あなたもまた、自分の身の内にうずく意外なほどの力強さやぬぐいがたい暗い情熱を改めて実感していくことでしょう。

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illustration by ニシイズミユカ

学問のすすめ

今週のふたご座は、知ること考えることの本質について思い巡らせていくような星回り。

民俗学者の南方熊楠(みなかたくまぐす)は自身の構想した宇宙-生命モデルとしての「南方マンダラ」について、師であり親友でもあった土宜法龍(どきほうりゅう)に手紙を送りました。そこで彼は宇宙そのものである彼の「マンダラ」を「諸不思議」の集合としてとらえ、次にそれにマンダラ構造を与え、最後に「縁の論理」によって動きと変化を生みだすことで、そこに生きた生命体としての宇宙を見出そうとしたのです。

熊楠にとって学問とはこの宇宙の無尽無究、すなわち「大日如来(すべての命あるものの根源)」というマンダラが変化し、運動しながら、つぎつぎと新しい自分の姿を人間の知性の前に示して見せる万華鏡体験のごときものだったのでしょう。

今週のあなたもまた、ほんとうに自分を、そして人間を豊かにするような学びや楽しみということに立ち返ってみるといいかもしれません。

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illustration by ニシイズミユカ

道の繋がり

今週のかに座は、未知のさなかで既視感を感じていくような星回り。

「深雪道来し方行方相似たり」(中村草田男)は、しんしんと雪が降り積もっている、そんな白一色の道を行く気持ちを詠んだ句。これは実景の描写でもある一方で、人生の来し方行く末にも大きくかかってくるものでもあるのでしょう。

かつてニーチェは『ツァラトゥストラはかく語りき』で「真っ直ぐな道があるなどと思うのは誤りだ、真理はすべて曲線を描いている、時間そのものが円環なのだ」と書きましたが、掲句の「来し方行方相似たり」という言葉も、そんなニーチェ的な永劫回帰の思想を多分に含むものとして受け取って然るべきように思います。

今週のあなたもまた、ノイズや雑音の一切が届かない心の奥深いところから、何がしか大切なことを思い出していくことができるかもしれません。

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illustration by ニシイズミユカ

“世”から自分を解き放つ

今週のしし座は、狂せる世に狂いまわるのではなく、心静かにいられる場所にこもって理性を立て直していこうとするような星回り。

『方丈記』は、前回の「風の時代」にあたる13世紀に鴨長明によって書かれたもの。すぐに無常とか無常観といったことが持ち出されますが、まず前提として当時は災害に飢饉に疫病に加え、戦乱で泥棒をしなければ生きられない、人を傷つけたり近親者を蹴落としたりしなければ生きられなかった時代だったのです。

つまり、別に特別に観念としての無常などということに気を入れたりしなくても、気狂い沙汰が横行していた社会だったということ。狂せる世の中にあって、狂せる「わざ」をして生きて行かなければならぬという状況下で、鴨長明は親切な申し出を受けて立派な肩書きを手に入れる代わりに、出家して京都郊外の比叡山のふもとの地・大原に隠棲することを選んだのです。

今週のあなたもまた、危機の時代を生き延びていくにあたって、危機とは何か、生き延びるとはいかなることを指すのか、ということについて思案してみるべし。

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illustration by ニシイズミユカ

呼吸より大事なことってあるんでしょうか

今週のおとめ座は、心身を純化していくため、呼吸を深く大きくしていくような星回り。

吐く息が白く見えることを表した冬の季語に「息白し(いきしろし)」という言葉がありますが、「血を濃くして血を濃くして白息吐きぬ」(中山奈々)という句のようにそれを「白息」と名詞にされてしまうと、人間もなんだか繭を作るべく細い糸をつむぐ巨大な蚕(かいこ)のように感じられてきます。

あたかも赤い血をもっと濃くすれば、吐く息も絹糸のような透き通るような白へと変わっていくかのように。そして、上質な糸を吐き切ったときに蚕がその役目を終えるように、私たちもまた身の内に流れる血の熱さや濃さを何か別のものに昇華しきって初めて、天寿を全うしていくのでしょうか。

蚕の幼虫は糸を吐き出す前に、必ず桑の葉を食べなくなって身体が透き通るように変化していくそうですが、それに比べて私たち人間は、日ごろあまりに濁りやノイズを飲み込み過ぎて、過剰適応気味になっているように思います。あなたもまた、大きな声で誰か何かを制圧しようとするのではなく、丁寧に丁寧に息を吐いていくことを通してまず自分自身を整えていきたいところです。

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illustration by ニシイズミユカ

エクササイズ日和

今週のてんびん座は、まともな場所へ帰ろうとする運動を試みていくような星回り。

天才の仕事や、心を撃ち抜かれるような作品の中に、かつて自分に去来したアイデアの影を何度も見たり、憧れの人物に自分と似た過去や背景があることを何度も見聞きしていくと、たとえ世界中から反論されても、最終的には自分の内側から生じた考えに従うべきだということを次第に痛感していきます。

そしてその一方で、頭の中で誰かがこう言うのです。「その先にあるのは、地獄に決まってる!」と。けれど、例えそうだとしても、何かを「思いつく」ということは、それ自体が自分の運命だったのだという可能性は否定しきれないでしょう。

さらに言えば、「思いつき」というのは本質的に自分に属すのではなく、天からの賜物であり、あなたのもとに贈られた贈与に他ならず、同時にそれを他の誰かに渡すのか、ゴミとして捨ててしまうのかを問われているのかもしれません。今週のてんびん座は改めて、自分の元に訪れた思いつきを見つめ直していくことになるでしょう。

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illustration by ニシイズミユカ

慰めと本能

今週のさそり座は、ふとした思いつきを確信へと深めていこうとするような星回り。

「命あるものは沈みて冬の水」(片山由美子)で詠まれているのは、想像しただけで命が凍えてくるような光景ですが、掲句の「命あるもの」とは、たとえば池の鯉であったり、水槽の熱帯魚を思い浮かべればいいのでしょうか。

いずれにせよ、「命あるものは沈みて」という言い方の奥には、明らかに「命なきものは浮かびて」という表現が潜んでいるように思います。身体が弛緩しきって、ただ水面に浮かんでいるだけ「命なきもの」に対し、「命あるもの」は確かな意志をもって水中に沈んで、ある時はじっと佇み、ある時はゆっくりと動き回っていくのだ、と。

ただ、そこに確かな生命の気配は感じられても、沈んでいればその姿を視覚で捉えることはできません。あなたもまた、まだ誰の目にも映らないけれど、自分にしか見つけられないものが確かにこの世にある、そんな直感に打たれていくことでしょう。

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illustration by ニシイズミユカ

理想を彫刻する

今週のいて座は、失われた「外部」への足がかりを取り戻していこうとするような星回り。

SNSが普及し始めた2010年前後以降、世の中から数値化も可視化もできないような「外部」というものがどんどん失われていっているような嫌な感じがずっと続いてきました。2016年の前アメリカ大統領選、そして今回のアメリカ大統領選で、マスメディアがそうした「外部」の存在そのものを認めようとしないのだということが決定的になったように思います。

もはやマスメディアで配信されている記事は、読んで実になるかどうか、読むべき価値があるかどうかではなく、読者の快楽原則に則っているかどうかが最優先され、愛着や憎悪の依り代になりされすれば事実や真実などどうでもいいと言わんばかりです。

村のなかではあたかもウィンウィンな関係が成立しているかのように見えますが、実際のところ、それは読者(社会の構成員)の世界観までも小さく、貧しくしているのではないでしょうか。まずは改めて立ち止まってどうしたらみずから世界を小さく貧しくしてしまうことをやめられるかを考えてみるといいかもしれません。

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illustration by ニシイズミユカ

カッコ良くなくてもいい

今週のやぎ座は、ジタバタしながら生きていくような星回り。

「死に下手とそしらば誹れ夕炬燵」は、小林一茶が60歳の頃の作。前年に次男を失い、この年に三男を得ましたが、後者は特に世間のうわさの種にはもってこいだったのでしょう。

自身の内部にも病いの不安があっただけに、そうした噂は随分とこたえたはず。作者には「人誹(そし)る会が立つなり冬籠(ふゆごもり)」という句もありましたが、掲句の場合は、自分のことを「死に下手」、つまりだらだら生きて生き恥をさらしていると陰口をたたく奴がいるのだと思って、手持ちぶさたの夕方にあれやこれや、むかむかしているときにできた句なのかもしれません。

つまり居直りをするほど格好いい句ではなく、言いたければ言え、という幾分なげやりな態度が見え隠れしている。この作者のすごいところは、こういう自分を素直にひとつの句にしてしまえる懐の深さであり、諦めとか悟りとかいったものとは違う性癖的ところを晒せる思いきりのよさにあったのだとも言えます。あなたもまた、作者のような率直さをもって自分なりの生き方を見つめていきたいところです。

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illustration by ニシイズミユカ

精神的な生き方

今週のみずがめ座は、何をすべきではないかをこそ大いに考え決断していこうとするような星回り。

フランス革命に多大な影響を与えた思想家ルソーは、40歳を過ぎたことからいわば「半隠遁」とも言える生活に突入しました。彼は40歳の時期を成功への努力の終点と決めていたといい、『孤独な散歩者の夢想』において、「ついにその時は来て、私はなんの苦痛も感じないで、この計画を実行に移した。」と書いています。

ルソーの「実行」とは、秘書の仕事を辞し、楽譜の清書の仕事を頼りに生きていくことにしたということ。彼はもともと定職について結婚し子供を育てるといった市民生活には不向きな人間でしたが、『孤独な散歩者の夢想』では世間はなんとわずわらしいものか、自分がいかに理不尽な仕打ちにあったか、自然とはなんと素晴らしいものか等など、淡々としかし怨みをこめて語っているのです。

今週のあなたもまた、どうしたらもっと自分を宙ぶらりんにできるか、その可能性を探ってみるといいでしょう。

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illustration by ニシイズミユカ

あえて過去を振り返る

今週のうお座は、否応なく我が身で引き受けていかねばならぬものを見定めていくような星回り。

「去年今年貫く棒の如きもの」(高浜虚子)は、年が明けた後に旧年を振り返っている句。現代の風潮としては、前年のことは前年まで、年が明けたらその年に叶えたいことや目標、初夢の内容、正月のあれこれ、仕事始めのバタバタに気を取られて、あまり「去年今年(こぞことし)」という振り返り方はしなくなったように思います。

「貫く棒の如きもの」とは、年の節目を貫いて流れている時間のことであり、歴史的ないし宇宙的に先代から引き継いでいかねばならない様々な遺産を「もの」として具体的に突きつけられているある種の圧迫感を表わしているようにも感じられます。

占星術界隈でも、昨年の12月頃から「地の時代から風の時代へ」という話題でもちきりでしたが、「地の時代」のことをきちんと踏まえ、その課題を認識するのでなければ、新しい時代への認識も見誤ってしまうはずです。あなたもまた、自分がやり残したこと、そして先行世代から引き継いだこととは何かということに、ここで改めて目を向けていくといいでしょう。

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今週の運勢と、自分の星座の性格占いはどうでしたか?

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