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JR・私鉄各社、2021年3月13日ダイヤ改正 第36回 肥薩おれんじ鉄道ダイヤ改正、土休日の快速列車すべて運転取りやめ

2021年01月05日 16:32  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
肥薩おれんじ鉄道は2021年3月13日にダイヤ改正を実施し、土休日の快速「スーパーおれんじ」「オーシャンライナーさつま」の運転を取りやめると発表した。出水駅での発着時刻の見直し、JR九州の列車との接続改善なども行われる。

快速「スーパーおれんじ」は八代~出水間で土休日に上下各2本(下り1本は八代発川内行、出水~川内間は各駅に停車)を運転。快速「オーシャンライナーさつま」は出水~川内間を中心に、土休日に上下各2本が設定され、阿久根~上川内間の途中駅は全駅通過となっていた。ともに利用者が減少傾向にあることから、来年3月のダイヤ改正をもってすべての快速列車を運転取りやめとすることが決まった。

一方、下り「オーシャンライナーさつま3号」とほぼ同時刻に運転される米ノ津発川内行の普通列車、上り「オーシャンライナーさつま4号」とほぼ同時刻に運転される川内発新八代行の普通列車は、これまで平日のみの運転だったが、ダイヤ改正に合わせて毎日運転に変更。下り「スーパーおれんじ1号」の出水~川内間(各駅に停車)は、同区間で平日に運転される普通列車と同じ時刻で運転されており、ダイヤ改正後は毎日運転(出水駅11時24分発・川内駅12時25分着)となる。

八代方面・川内方面からの列車が多く発着する出水駅では、データイム(9~15時台)の下り列車において発着時刻を見直し、待ち時間の短縮を図る。現在の平均待ち時間20分・最大待ち時間47分に対し、ダイヤ改正後は平均待ち時間5分・最大待ち時間13分になるとのこと。9時台に出水駅を発車する川内行の列車も設定する。

JR九州の列車との接続改善も行い、川内駅では下りの全列車が鹿児島中央方面の列車に接続。八代駅では同駅18時55分着の列車を6分繰り上げ、八代駅を18時54分に発車する銀水行の列車へ乗換え可能とする。その他、利用状況を考慮し、現行の川内駅17時38分発・上川内駅17時43分着の列車は運転取りやめ、水俣駅6時5分発・隈之城駅7時41分着の列車は水俣~米ノ津間が運転取りやめとなる。

観光列車「おれんじ食堂」は、新型コロナウイルス感染症の影響による利用状況に変化に合わせ、運転日を変更。今年度は金・土・日曜日と祝日に通常運行、火・水曜日に貸切運行を行っていたが、来年度は土・日曜日に通常運行、金曜日に貸切運行を行い、祝日は日ごとの設定とする。「おれんじ食堂」の行程はおおむね今年度に準じた行程となる予定だが、新八代駅での新幹線との接続改善のため、一部の便で若干の変更を行う。(MN 鉄道ニュース編集部)