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そごう・西武の正月広告がSNSで話題、レシートにコロナ禍の販売実績を公開

2021年01月05日 11:02  Fashionsnap.com

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2021年の正月広告 Image by: そごう・西武
そごう・西武が掲出した正月広告が、SNSを中心に話題を集めている。広告は1月1日の朝日新聞や日本経済新聞の朝刊に公開されたほか、同社の百貨店11店舗内でのポスター、特設サイトなどで掲出されている。 関連記事 コロナ禍の心境を代弁?ソフのビルボード広告「まいったな 2020」に共感の声続々

 同社では2017年から企業メッセージ「わたしは、私。」を発信する広告を制作し、企画は営業企画部広告宣伝担当部長の相原秀久氏が担当。昨年は力士の炎鵬をモデルに起用し、文章を上から読んだ時と下から読んだ時で意味が全く異なる広告が話題を集めた。
 今年の広告は「百貨店が売っていたのは、希望でした」と題し、2020年6月~11月のそごう・西武の百貨店11店舗の販売実績をレシートに記載。レシートには「自由に旅行できる日のために、1314人のお客さまが、スーツケースを購入された。マスクの下でもメイクを楽しみたい7万6175人のお客さまが、口紅を購入された。夏祭りは中止だったけれど、浴衣は475着。颯爽と街を歩く日を待ちながら、お求めになったハイヒールは1001足。生まれてくる命を、566セットのベビーギフトが全力で祝福した」とプリントされており、コロナ禍で様々な制約があった1年での買い物を"希望の象徴"と表現した。
  そごう・西武の広報担当者は今年の広告について「2021年は制約のない、自由で喜びに満ちた年であったほしいという願いとともに、コロナ禍の厳しい環境であっても私たちは自分たちの仕事を通じて、顧客の希望のリストを叶える手伝いをしていきたい。そうした思いを表現した」とコメントしている。
 SNSでは多数拡散されており、一般ユーザーが広告を紹介したツイートは2.4万以上のリツイート、13.6万のいいねを記録。リツイートした人や動画広告を公開しているYouTubeのコメント欄では「『売上が下がった』ではなく、自身の売上をこう考えて前を向ける、希望を拾うなんて素敵。元日に相応しく素晴らしい」「新聞広告と動画を見て、感動して思わず涙ぐんでしまい電話してしまった」といった声が挙がっている。

■販売実績集計店舗・スーツケース対象店舗:西武池袋本店、西武渋谷店、西武所沢S.C.、西武福井店、西武秋田店、そごう横浜店、そごう千葉店、そごう広島店、そごう大宮店、そごう川口店対象売場:婦人雑貨売場、紳士雑貨売場、トラベル売場、リモワショップ・口紅対象店舗:西武池袋本店対象売場:化粧品売場・浴衣対象店舗:西武池袋本店、西武渋谷店、西武福井店、西武秋田店、そごう横浜店、そごう千葉店、そごう広島店、そごう大宮店、そごう川口店対象売場:婦人ゆかたセンター・ハイヒール対象店舗:西武池袋本店、西武渋谷本店、西武福井店、そごう横浜店、そごう千葉店、そごう広島店、そごう大宮店、そごう川口店対象売場:婦人靴売場・ベビーギフト対象店舗:西武池袋本店、西武渋谷本店、西武福井店、そごう横浜店、そごう千葉店、そごう広島店、そごう大宮店対象売場:こども服売場