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プロポーズ直後の雪山で、女性が200メートル下に滑落も奇跡的に助かる(オーストリア)

2021年01月05日 05:51  Techinsight Japan

Techinsight Japan

滑落後にやってきた救急ヘリやスノーモービル(画像は『ORF Kaernten 2020年12月27日付「Wanderer bei Absturz schwer verletzt」(Rudolf Riegler)』のスクリーンショット)
雪山でのロマンチックなプロポーズを決行した男性と、それを受け入れた女性にまさかの悲劇が訪れた。なんと2人は崖の上から滑落。一命は取りとめたものの、プロポーズは一生忘れることができないほど衝撃的なものになった。『ORF Kaernten』『The Sun』などが伝えている。

オーストリアのケルンテン州ファルケルト(ライヒェナウ)の雪山で先月27日午後、男女のカップルがプロポーズ直後に崖の上から滑落した。2人はその日の午前中に山に登り、男性が下山途中でプロポーズをしたものの、思わぬアクシデントに見舞われたようだ。

滑落したのはオーストリア在住の32歳の女性と27歳の男性で、女性はプロポーズに「イエス」と返事をした直後に足を滑らせ、約200メートル下に滑落した。幸運なことに雪がクッションとなって命拾いをしており、事故を目撃したハイカーがすぐに救助を要請した。

『ORF Kaernten』によると、女性はスノーモービルで近くのホテルまで運ばれ、たまたま滞在していた医師の診察を受けた後、病院に搬送されたようだ。容体については明らかにされていないが重傷という。

一方の男性は未来の花嫁を助けようとしてバランスを崩し、女性を追うように滑落した。しかしながら崖から約50メートル下に突き出ていた岩棚にしがみついて停止し、無事だった。男性は脊椎を骨折しており、救急ヘリによって救助され病院で治療を受けた。

地元警察は「2人はスキー用のストックを持っていましたが、雪山用の登山靴は履いていませんでした。現場は急な斜面であるだけでなく岩が非常に多いので、雪がなければ命の危険もあったでしょう」と語っている。

ちなみにプロポーズ中の事故と言えば昨年夏、100本のキャンドルを立てるというプロポーズを計画した男性の部屋が全焼した。恋人は「イエス」と答え、めでたく婚約が成立していた。

画像は『ORF Kaernten 2020年12月27日付「Wanderer bei Absturz schwer verletzt」(Rudolf Riegler)』『Alpin-1 Notarzthubschrauber 2020年12月28日付Facebook』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)