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箱根駅伝で95.7%がナイキ厚底、2区区間新記録のY.ヴィンセント選手はネクスト%を着用

2021年01月04日 13:22  Fashionsnap.com

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(写真上)ネクスト%、(写真下)アルファフライ Image by: FASHIONSNAP.COM
1月2日と3日に開催された第97回東京箱根間往復大学駅伝で参加した全210人のうち201人(往路99人、復路102人)の選手が「ナイキ(NIKE)」のランニングシューズを着用し、95.7%の着用率を記録した。参加選手に選ばれたナイキのシューズは最新モデルの「ナイキ エア ズーム アルファフライ ネクスト%」(以下、アルファフライ)や、アルファフライの前身となる「ナイキ ズームエックス ヴェイパーフライ ネクスト%」(以下、ネクスト%)が多く、13年ぶり7回目の総合優勝を果たした駒澤大学の選手は全員いずれかを着用していた。 関連記事 ナイキが駅伝シーズンに向けた「EKIDEN PACK」コレクション発売、日本の山岳風景をイメージしたデザイン

 ネクスト%は、マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)や2020年の箱根駅伝で"ピンクの厚底シューズ"として話題を集めたモデル。アッパーには軽量で通気性に優れた構造の「ヴェイパーウィーブ」を使用しており、汗や雨などの水分の吸収を抑え、走行中も乾いた状態を維持させる。厚底のソールにはカーボンファイバー製のプレートを内蔵。プレートとフォームが連動することでランナーの足を押し出す感覚を後押しする。
 アルファフライはネクスト%の後継モデルとして製作され、東京マラソン2020で大迫傑選手が日本新記録を打ち出したシューズ。前足部に配置した2つの「ナイキ ズーム エア ポッド」が特徴で、フォームはネクスト%より増量したナイキ史上最もソフトで軽いフォームの「ズーム X フォーム」を搭載している。カーボン ファイバー プレートを1枚搭載しており、アッパーには超軽量で通気性を重視した透け感のある編み素材「アトムニット」を使用した。
 2021年の駅伝では駒澤大学をはじめ、東洋大学、東海大学、早稲田大学、國學院大學、順天堂大学、中央大学、城西大学、国士舘大学、日本体育大学、山梨学院大学、法政大学、専修大学、関東学生連合の全選手と2区、5区、6区、8区の4区を走行した全選手がナイキのシューズを着用していた。全10区間賞のうち9人の選手がネクスト%かアルファフライを着用しており、2区で14人抜きを果たし区間新記録を打ち出した東京国際大のY.ヴィンセント(Yegon Vincent Kibet)選手はネクスト%を着用。区間賞獲得者で唯一ナイキを着用していなかった東京国際大学の佐伯涼選手は、7区を「ニューバランス(New Balance)」の「FuelCell 5280」で走り切った。
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