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TOYOTA、「移動」の自由を拡張した環境に優しい超小型EV「C+pod」発売

2020年12月31日 17:02  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
TOYOTAは12月25日、超小型EV「C+pod(シーポッド)」をEV普及に向けて検討を進めてきた法人ユーザーや自治体などを対象に限定販売を開始した。EVの新たなビジネスモデル構築など普及に向けた体制づくりを一層推し進め、個人向けを含めた本格販売については、2022年を目途に開始する計画となる。

新型車「C+pod」は、環境に優しい2人乗りタイプのEVとして誕生。人の移動における、1人当たりの高いエネルギー効率を追求した。日常生活における近距離移動に加え、定期的な訪問巡回といった法人利用や、都市・山間部などそれぞれの地域に即した安心・自由かつ環境に良い移動手段を目指したモデルとなる。

主な特徴は、コンパクトなボディや段差の少ない低床フラットフロア、安心して日常使用できる150kmの航続距離などによる「様々なシーンで移動の自由を提供」、自宅でも外出先でも気軽に充電可能な「普通充電」や停電・災害時などの緊急時に役立つ最大1,500W(AC100V)の外部給電機能などの「EVならではの利便性」、1,100mmの室内幅に大人2人が並んで座れるシンプルな室内空間など「モダンで親しみやすいシンプルなデザイン」となる。

同社は、EVのさらなる普及を進めていくためラインアップを拡充するとともに、「協調」の姿勢でオープンに仲間を募り、新たなビジネスモデルの構築を目指している。まずは日本で、「C+pod」や歩行領域EV、TOYOTA i-ROADを用いて開始。現在、200以上もの法人や自治体とともに検討を進めているという。

具体的には、今回の「C+pod」発売を機に、EVならではの新たなサービスを実証的に提供していく。最適な充電設備工事とCO2フリー電力などのEV向け電力プランについて、1つの窓口でサポートする法人向けワンストップサービス「TOYOTA GREEN CHARGE」を中部電力ミライズと共同開発。同社ならびに関西電力、東京電力エナジーパートナーと提携して同サービスを展開する。さらに、観光情報とのセットでTOYOTA SHAREを活用し、利用者の観光・周遊促進を図る「EVカーシェア」など、順次進めていく予定となる。

メーカー希望小売価格(税込)は、グレード"X"が165万円。"G"は171万6,000円(エボル)