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ヘンリー王子、王室離脱の移行期間終了後も王室からの後援を希望か

2020年12月29日 17:21  Techinsight Japan

Techinsight Japan

ヘンリー王子夫妻、今後も王室からの後援を希望か(画像は『The Duke and Duchess of Sussex 2019年10月15日付Instagram「This evening, The Duke and Duchess of Sussex attended the annual #WellChildAwards in London.」』のスクリーンショット)
ヘンリー王子・メーガン妃夫妻が王室離脱後12か月の移行期間が終了後、さらに移行期間の延長を希望し王室からの後援を要望する見込みだという。夫妻は王室離脱の試用期間として与えられた1年が過ぎた後、今後の夫妻の役割について王族側と再検討会議を行うことで同意している。夫妻は王室から経済的に独立するため米国で豪邸を購入、「Netflix」や「Spotify」との大型契約を結んだにもかかわらず、今後も王室とのつながりを維持したいと望んでいるようだ。『The Sun』などが伝えた。

今年3月31日をもって正式に王室離脱したヘンリー王子&メーガン夫妻だが、その移行期間が来年3月末で終了する。今年1月にエリザベス女王が開催したサンドリンガムでの会議で、王室離脱後12か月間は移行期間とし、期間終了後には再度会議で現状を検討するとの結論が出た。ヘンリー王子夫妻が王室へ戻りたいと望んだ際、その道を残しておくための配慮だったと見られている。夫妻は公式ウェブサイトで、この結論に同意したことを正式に伝えていた。

王室離脱後、夫妻は6月に全米屈指の超高級エリア、サンタ・バーバラで1465万ドル(約15億2千万円)の豪邸を購入。9月には映像ストリーミング配信大手「Netflix」と、12月にはオーディオストリーミングサービス「Spotify」と複数年契約を締結した。

『The Sun』によると、ヘンリー王子夫妻は米国で商業的な大型契約を結んだにもかかわらず、移行期間終了後も王室からの後援を受けることを要望する見込みという。

英王室伝記作家アンドリュー・モートン氏は、同メディアの取材に応じ「新型コロナウイルスの規制が許す限り、ヘンリー王子夫妻は英国に帰国したいと望んでいる」として、このように話した。

「4月21日はエリザベス女王の95歳の誕生日であり、6月にはフィリップ王配が100歳の誕生日を迎えます。故ダイアナ元妃の60回目の誕生日となる7月1日には、ダイアナ元妃像の除幕式が行われるのです。」

「行事のいくつかはビデオ通話を通じて行われるでしょう。しかしヘンリー王子は全ての問題を解決するためにも、実際に顔を合わせたいようです。」

「事態は落ち着いてきたように見えます。ヘンリー王子は皆さんが想像する以上に女王と連絡を取っています。ですが、特定の事柄に関しては実際に対面して話すことが必要なのです。話し合いには数週間が必要となるでしょう。新型コロナの影響次第では、4月以降になるかも知れませんね。」

ヘンリー王子は来月に王室高位メンバーとビデオ通話を行った後、会議に出席するために渡英する予定だという。次回の会議は前回よりも対立が少ないものとみられているが、王室からの支援を継続するには女王が「Netflix」や「Spotify」との契約にどのような判断を下すかが鍵となる。夫妻と配信サービス会社の契約金は「Netflix」が100億円超、「Spotify」が42億円超と伝えられていた。

会議では、ヘンリー王子の名誉軍人の称号などといった未解決の問題にも対処する必要がある。1月の会議では王子は称号を保持できるが、それを名乗って軍の行事に参加することは許されないとの結論が出た。移行期間終了後に行う再検討の同意が完了するまでは、王子が就いていた役職は空位のままにすることで同意している。

情報筋は「ヘンリーは称号を失うことを遺憾に思っています。王室からの離脱期間を延長することで王室と和解し、称号を保持したいと願っているのです」と明かしている。

画像は『The Duke and Duchess of Sussex 2019年10月15日付Instagram「This evening, The Duke and Duchess of Sussex attended the annual #WellChildAwards in London.」、2019年11月10日付Instagram「Today, The Duke and Duchess of Sussex joined Her Majesty The Queen and members of @TheRoyalFamily at the National Service of Remembrance at the Cenotaph to commemorate and honour the men and women who have lost their lives in conflict.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)