WEC世界耐久選手権に参戦するトヨタGAZOO Racingは、当初2021年1月11日としていた新型ル・マン・ハイパーカー(LMH)の発表日を、1月15日へと変更する模様だ。
2021年、WECの最高峰クラスは、これまでのLMP1規定から、新たにLMH規定車両によって争われる『ハイパーカー』クラスへと生まれ変わる。この新たな最高峰クラスにはLMH車両のほか、初年度に限りLMP1のノンハイブリッドマシンが、さらに将来的には北米IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のDPi後継規定であるLMDh車両も参戦可能となる。
トヨタは2021年のWECにLMH規定の新型レーシングカーを投入、一方でアウディやポルシェは先日、2023年から正式採用されるLMDh規定へのコミットメントを表明している。
トヨタは10月3日、TOYOTA GAZOO Racing WECのツイッターアカウント(英語)などで、2021年1月11日月曜日にこの新型レーシングカーを発表するとし、SNS上でカウントダウンを続けていた。
ところが12月に入ってから、この発表日は1月15日金曜日へと変更された模様だ。
上記アカウントでのツイートによれば、11月27日には「45日前」(=1月11日)となっていたものが、12月7日になって「40日前」(=1月15日)へと変更されている(編注:欧州=日本間の時差を加味し計算)。
トヨタの新型マシンは10月にフランスのポール・リカールにてシェイクダウン、さらに12月にはポルトガルのポルティマオ(アルガルベ)でもテストが行なわれている。
これらのテストはいずれも非公開で行なわれており、1月15日のマシン正式発表、さらにはドライバーなど体制面の発表も待たれるところだ。