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"仕事納め"が出来ない人々の声「大晦日16時間勤務などザラ」「年末年始に出勤したのに手当ては一切なし」

2020年12月28日 13:00  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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クリスマスも過ぎ、年末に向けてそろそろ仕事納めという人も多いだろう。しかし、大晦日まで働き、中々仕事を納められない人もいる。企業口コミサイト「キャリコネ」にも12月31日まで仕事だった、という人の口コミが寄せられている。

アパレル系でマーチャンダイザーとして働いていた20代後半男性(正社員/年収440万円)は

「本社商品部の仕事(労働時間)はハンパではなかったです。基本は金・土の週休2日でしたが、休日出勤当たり前、また祝日も普通に勤務でした。唯一定時で上がれた日が大晦日だったのには笑うしかありません」

と綴る。仕事納めの日は定時に帰れたものの、そもそも大晦日まで働き通しだったようだ。

「年末年始も大晦日まで働いたり、店舗によっては連休も非常に取りづらい雰囲気」

特にサービス業従事者は年末年始も仕事だという人は多い。ホールスタッフとして勤務していた30代前半女性(正社員/年収200万円)は、「休日は月6日、大晦日営業終了後に棚卸し、翌日元旦から初売りと、かなりハードだった」という。

「若いからなんとかなっていたと思います。有給は結局消化できたことはありませんでした。少人数で回していたため、繁忙期やディスプレイの変更などはサービス残業でした」

コールセンタースタッフの30代前半女性は「365日営業している部署でしたが、大晦日や正月に出勤をしたのに手当ては一切ありませんでした。昇給は数十円ずつです」と不満を綴る。一方、残業は基本的にはなかったという。

「あっても1時間程度です。残業については毎回上司の了承をもらわないといけませんが、残業代はしっかりもらえます」

質屋チェーンの店舗店長だった30代前半の女性は「土日休みがほぼなく個人的にプライベートの人間関係を構築できる時間が足りなかった」と、年末年始問わず忙しかったために退職をしたと明かす。

「年末年始も大晦日まで働いたり、店舗によっては連休も非常に取りづらい雰囲気で旅行も行けず、長い人生を考えたらプライベートを優先させたくなった」(正社員/年収450万円)

「代休の数が多く消化し切れずに消えていく人も多い」

専門商社の法人営業の30代前半男性は、残業・休日出勤が非常に多い職場に務めていた。「平日に家族との時間を持つ事は不可能だが、稀であれば用事がある際に早く帰ることは出来る」というほど、プライベートに時間を割けなかったようだ。

「休日は設備の納入や工事があるので土日の半分程度は休む事が出来る。しかし長期連休に休むことは非常に難しく大晦日や正月も仕事が入ることも珍しくない」(正社員/年収380万円)

物流サービスの20代後半男性も「基本拘束時間が12時間であり、休憩時間もありえないぐらいの短い時間です」と長時間勤務に憤っている。

「大晦日などは16時間勤務などざらにあります。有給休暇のしょうかもまったくできないぐらいです。挙句の果てには、労務士を入れ、休憩時間を2.5時間に設定しましたが全く取れません。あり得ないぐらい従業員を馬鹿にしてます。」(正社員/年収330万円)

物流系はお歳暮などもあって年末は繁忙期だ。今年は新型コロナの影響でEC系の利用が増えているので更に忙しそうだ。

またイベント関連職の20代後半男性(正社員/年収360万円)は、「イベントの運営などで休日出勤も多く、担当によっては大晦日や元旦も出勤となる場合がある。代休は各々の仕事の進め方によって自由に取れる人もいるが、代休の数が多く消化し切れずに消えていく人も多い」と実情を明かしている。【参照元:キャリコネ】