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ブラック企業の過酷な実態「殴る蹴るは当たり前で、暴力による統制が常態化」「上司が勝手にタイムカードを押す」

2020年12月24日 19:31  キャリコネニュース

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残業代の未払い、職場でのいじめやセクハラ。そうした行為を続ける企業の話題は後を絶たない。巷では「ブラック企業大賞」というものまで開かれる始末だ。

キャリコネニュース読者の30代女性(事務職)は「職場全員が残業しても、18時半になると上司がタイムカードを押す」と現状を述べた。ブラック企業の現実を紹介する。(文:中島雄太)

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持ち帰り残業が常態化「全員、精神的に限界まで追い詰められている」

営業職の20代男性が勤める職場は、「離職率が高く、同じ課の人員も配属当初の半分になってしまった」という。ここまでならば他の企業でも在り得ることだが、男性の職場では「人員が減っても補充される気配はなく、それどころか課のノルマはほとんど変わらない。そのため全員、精神的に限界まで追い詰められている」と語る。

さらには仕事の量は変わらないにも関わらず、「21時を過ぎた場合、残業をつけるのは禁止」と人事から通達された。時間内に仕事を終えることが難しいため、すべての社員が自宅に仕事を持ち帰る状況に陥っている。その後男性は転職を決意し、現在ではストレスなく働くことができている。

販売職に勤める30代の女性は、「名ばかり管理職で残業代も出ず、ひたすら残業を無休でしている」と不満を口にする。休みは月一度。上司が休みを取らないため、ほかの社員も出勤せざるを得ない状況のようだ。

「休みであってもひたすら電話やSNSでの仕事のやり取りがおこなわれる。しかも見なかったら怒られる」

と休日も気が休まらないブラックな職場に嘆いている。

社員より偉そうなパートのお局様「3週間の無断欠勤」にも見て見ぬ振りの会社

技術職に従事している30代の男性は、「週休2日のはずが、休みは日曜だけしか取れない。殴る蹴るは当たり前で、暴力による統制も常態化している」と嘆く。社内にはマニュアルや教育制度と呼べるものはなく、「人を育てる気が無いのかと思うほど雑な説明で、理解できない業務内容ばかり」と語り、さらには祖父母の告別式に参加したいと伝えた際には、「仕事とどっちが大事なんだ」と怒鳴られた過去もある。

技術職を担当していた40代の女性は、いわゆるお局に悩んでいる。「そのお局はパートだが、社員よりも偉そうにしている」と語り、そのお局の機嫌次第で職場の雰囲気も左右されると吐露した。

さらには「そのお局は突然機嫌が悪くなり、翌日から約3週間無断欠勤。それにもかかわらず、何事無かったかの様に出勤し、会社はなにも言わなかった」と過去を振り返り、不満を募らせる。他にも嫌がらせは当然のようにあるとも語り、そのお局に対しても、なにも対応しない会社に対しても辟易していた。

※キャリコネニュースでは引き続き「ブラック企業経験談」や「コロナ第3波到来でもテレワークにならない人」などのアンケートを実施しています。