バイドゥは12月22日、「10代が選ぶ 誤変換しそうな言葉 2020」の結果を発表した。調査は12月上旬に行い、10代の男女431人から回答を得た。
誤変換しそうな言葉1位は、大人気漫画「呪術廻戦」。2018年から週刊少年ジャンプで連載を開始し、2020年のアニメ化で人気がさらに爆発した。「廻戦」という字の変換が特に難しく、「作品について語りたいのに変換できない」という声が多い結果となった。誤変換として「呪術海鮮」などが挙げられる。
そのほか「NiziU」「Official髭男dism」など
2位は、「NiziU」。日韓オーディション・プロジェクトで1万人の中から選ばれた9人組のグローバル・ガールズグループだ。大文字と小文字が組み合わさっているため一文字ずつ入力する必要がある。「二重」などの一般的な単語が優先的に表示されることから、スムーズな変換が難しい言葉となったようだ。
3位は、大人気漫画「鬼滅の刃」に登場する山の名前、「那田蜘蛛山(なたぐもやま)」だった。TVアニメでは15話~21話辺りに登場する。鬼滅の刃は国民的な知名度を誇るだけに、「禰豆子」(ねずこ)、「悲鳴嶼行冥」(ひめじまぎょうめい)といった名前がiPhoneの純正キーボード等でも変換表示されるほど世の中に浸透している。
4位は、4人組バンドの「Official髭男dism」。2021年3月に公開予定の『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争2021』の主題歌にも決定した。名前の長さから誤変換を経験する人が多く、略称である「髭男」を入力する際にも意図していない変換が発生することが多いようだ。
「○○しか勝たん」もランクイン
5位には、「あつまれ どうぶつの森」の略称である「あつ森」がランクイン。Nintendo Switch用ゲームとしてリリースされ、世界的な大ヒットとなった。「あつ森」と打ったつもりが「敦盛」や「熱盛り」と変換してしまうことが多いようだ。
6位は、今年流行した若者言葉「○○しか勝たん」だった。「○○が一番良い、○○に勝てるものがない」という意味で、「加担」などの熟語が表示されることが多いようだ。
7位は、「コロナ禍」。今年の世相を代表すべく一年を通してよく使われた反面、これまでにない表現だったために変換が難しい単語となったようだ。
8位には、男性アイドルグループ「Snow Man」の「深澤辰哉」がランクイン。「たつや」は「達也」「竜也」「龍也」など漢字が豊富なことから、変換に苦戦する人が少なくない。
9位は、オンラインゲーム「原神」に登場するキャラクター「鍾離(しょうり)」だった。名前の漢字が難しいという点と、「しょうり」という読み方が別の単語に変換されやすい点から、ランクインした。
10位は、機動捜査隊の略称である「機捜(きそう)」。綾野剛と星野源がW主演を務めたTVドラマ「MIU404(ミュウ ヨンマルヨン)」(TBS系列)の影響で、「機捜」という略称を打つ需要が増加した。