Apple Siliconこと「M1」搭載のMacが好調なセールスを記録している。どのオンラインストアを眺めても、ステータスは「お取り寄せ」か数週間先の配送予定日、これから手配しても年末年始をコスパ抜群の新Macで迎えることは難しそう。せめて気分だけでも...というわけではないが、M1 Macならではの小ネタ集をお届けしたい。
○仕様が変わった「macOS復旧」
Apple M1を搭載したMac(以下、M1 Mac)で大きく変わったことのひとつに、「macOS復旧」が挙げられる。リカバリーモードなどとも呼ばれるシステム復旧モードのことだが、これまで利用されてきた電源投入直後の「CommandとRキーの同時押し」は廃止、電源ボタン長押しに変更された。
Apple Silicon(ARM)とx86_64(Intel)両方のバイナリを収録したユニバーサルバイナリはもちろん、x86_64のみのシングルバイナリですら意識することなく使えてしまうのがM1 Mac、そして「Rosetta 2」のスゴいところ。しかもUNIX系OSならではの「プロセスの親子関係」にも適用されるという、システムの深層にまで根を張るところがRosetta 2のもうひとつのスゴさだ。