トップへ

三陽商会が早期退職者募集、再就職支援費用を特別損失として計上

2020年12月21日 16:22  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

「ギンザ・タイムレス・エイト」(2019年9月撮影) Image by: FASHIONSNAP.COM
三陽商会が、再就職支援を行うセカンドキャリア支援制度を実施すると発表した。12月21日の今日から2021年1月29日まで早期退職者を募集する。セカンドキャリア支援制度の実施に伴い発生する費用は、2021年度2月期連結決算において特別損失として計上するという。

 セカンドキャリア支援制度は、同社が今年4月14日に発表した再生プランの達成に向けて、販売員を除いた退職時に40歳以上の正社員を対象に実施。募集人員の上限は設けていない。退職日は2021年2月28日で、退職金に加えセカンドキャリア支援金を支給するほか、希望者には再就職支援会社を通じた再就職支援を行う。
 このほか、12月21日の今日開催した取締役会において、財務体質の強化を目的に同社が保有する強羅保養所と興津保養所の譲渡を決議。物件の引渡しは2021年2月26日で、譲渡先および譲渡価額は非公開としている。固定資産の譲渡に伴う譲渡益約3億8000万円を、2021年2月期連結会計期間において固定資産売却益として特別利益に計上する予定だという。
関連記事 三陽商会の不採算事業はラブレスとキャスト 大江社長「収益事業化の目処がつかなければ躊躇なく撤退」