12月20日、静岡県の富士スピードウェイでTCRジャパンシリーズ第6戦サンデーシリーズの決勝レースが行われ、篠原拓朗(Audi Team Hitotsuyama/アウディRS3 LMS)が優勝。すでにチャンピオンを決めていたサタデーシリーズに加え、サンデーシリーズのチャンピオンを獲得した。
世界的に流行をみせるTCR規定のツーリングカーレースとして、2019年から日本でも全日本スーパーフォーミュラ選手権と併催されるかたちで行われてきたTCRジャパンシリーズ。篠原とAudi Team Hitotsuyamaは初年度から参戦し、随所で速さをみせてきたものの、トラブルや抜ききれないことも多く、土曜決勝のサタデーシリーズ、日曜決勝のサンデーシリーズともタイトルを獲ることができなかった。
迎えた2020年、オーバーオールクラスは実質的に松本武士(VolkswagenRT with TEAMWAKAYAMA/フォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCR)との一騎討ちとなったが、篠原は第1戦SUGOのサタデーシリーズで優勝を飾ると、サタデーは6戦中5勝。サンデーシリーズでも3勝を挙げこの日の最終戦のレースを迎え、一度はトップを譲るものの、トップを奪い返し優勝。4勝を挙げ、2020年のサタデーシリーズ、サンデーシリーズともにチャンピオンを決めた。