すでに前ラウンドの鈴鹿で2020年のチャンピオンが宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM'S 320)に決まったものの、ベテランの本山哲と山本左近の参戦、2021年に向け好結果を残したい多くのドライバーたちの思いなど、熱戦が期待されるスーパーフォーミュラ・ライツ最終ラウンド。ただ、今週に入ってから全国的に強い寒波が襲っており、12月17日の専有走行1日目の富士も厳しい冷え込みのなか迎えた。
当然、フォーミュラカーはコクピットの上部が開いており、河野駿佑(RS FINE K&N 320)によれば「風はそこまでコクピットに入ってくるわけではないです」というものの、問題は手だ。ダラーラ320に限らず、近年のフォーミュラはステアリングを切ると手がコクピットの外に出るが、寒風が直撃し手がかじかんでしまうというのだ。
同様の声は、他のドライバーからも聞こえた。阪口晴南(Buzz Racing with B-MAX)は「トヨペット100Rコーナーが本当に冷たかったです。ドライビングが難しい……というほどではなかったですが、連続周回したときにどうか、ですよね。例えばレースで20周走ったときにどうなるかだと思います。日曜の朝の時間がすごく早いので、そこでどうなるんでしょうね」という。