[caption id="attachment_144823" align="alignright" width="300"] Credit: Mark Stone/University of Washington[/caption]ワシントン大学の研究チームは、タバコスズメガの触覚を搭載した自律型ドローン「Smellicopter」を開発した。
ただ人工のセンサーは、飛行しながら特定の臭いを検出できるほど感度が高くないようだ。そこで研究チームは、香りに関する化学信号を増幅し、効率的かつ高速に処理する蛾の触角に目を付けた。蛾の触覚を冷蔵して利用期間を延長[caption id="attachment_144824" align="alignright" width="300"] Credit: Mark Stone/University of Washington[/caption]Smellicopterは生物とロボット、それぞれの長所を活かしたハイブリッドマシンだ。匂いを検出して発生源に向かって移動し、途中の障害物は回避する。
触覚の両端に細いワイヤーを追加し電気回路に接続。触覚内のすべての細胞からの信号を測定する。1秒間に10回測定できる[caption id="attachment_144825" align="alignright" width="300"] Credit: Mark Stone/University of Washington[/caption]本体には市販されている開発者向けクワッドコプターを用い、ドローンが常に風上に向くよう背面に2つのプラスチック製フィンを追加した。