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トム・クルーズのスタッフ罵倒に批判の声 ジョージ・クルーニー、ウーピー・ゴールドバーグが擁護

2020年12月17日 16:02  Techinsight Japan

Techinsight Japan

「クビだ!」「クソども!」制作スタッフを罵倒したトム・クルーズ
米俳優トム・クルーズ(58)が映画『ミッション:インポッシブル』シリーズ最新作の撮影中、ソーシャルディスタンスを守らなかった制作スタッフ2人に「クビだ!」「クソども!」などと罵倒したという。今回のトムの物の言い方に波紋を呼んだが、俳優達のドラマや映画にかける思いはとても熱いものでトムの肩を持つセレブも少なくないようだ。

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人気アクション映画『ミッション:インポッシブル』シリーズの主演を務めるトム・クルーズは、シリーズ第7作の撮影で英ロンドンに滞在している。パンデミックの影響で撮影が延期し続けていたものの9月から再開し、マスク姿で撮影現場に現れるトムの姿を複数のメディアが捉えていた。映画のためともなればしっかり感染対策を行い撮影に臨むトムだが、このほど映画制作スタッフの2人がソーシャルディスタンスのルールを無視したことにブチ切れし、彼らに向かって罵声を浴びせたという。その場面はおよそ50人のスタッフが目撃しており、英メディア『The Sun』によってトムの怒鳴り声が録音されたテープも公開された。その内容は次の通りである。

「僕はもう二度とルールを破るものは見たくない、二度とね! ルールに従わないようなら解雇。もし僕が同じような場面を見たら君はクビだ! そしてここにいるクルーも同じことだ。君、君、そして君も、絶対に二度とルールを破るな!」

ソーシャルディスタンスとして「他人との距離を2メートル以上確保する」ことが呼びかけられているが、トムから怒鳴られたスタッフ2人はコンピュータ画面を確認する際にお互いの距離が近かったことから指摘を受けたもよう。さらにトムはこのように続けている。

「いいか、ハリウッドでは今、僕達のために映画を作っているんだ。僕達は何千もの雇用を生み出しているんだ、わかったかクソども!」
「それだけさ。謝罪はいらないよ。謝るなら僕達の業界が機能しなくなることで家を失う人々に伝えてくれ。」
「僕達はこの映画を中止させちゃいけない、わかったか? だからもしまたルールを破るものがいたら、退場させるからな!」

再び感染者が急増した英国では、11月5日から12月2日にかけて2度目のロックダウンが施行されていた。ロックダウン解除後は3段階の警戒レベルが導入され、国民の活動が制限されている。感染対策指針を忠実に守るトムだが、この件が報じられると「トムの物の言い方が酷い!」「過剰反応しすぎ」といった批判する声が多数あがった。

しかしトムに共感するセレブも見られ、俳優のジョージ・クルーニー(59)は「僕だったら個人的に話をする」と述べつつも「彼の行動は過剰ではない、本当のことだからね。きっと(ブチ切れる前に)10~15回くらい同じようなことがあったんじゃないかな」とコメントした。


また映画『天使にラブ・ソングを』のシスター役でお馴染みの女優ウーピー・ゴールドバーグ(65)も「これはトムの映画よ。もし彼が感染したら撮影は中止になる。撮影は続けられても、別のトムを連れてこられないでしょう」とトムの肩を持っている。


なおこの出来事の後、5人の制作スタッフが辞めたことが伝えられている。

画像4枚目は『Mission: Impossible 2020年12月1日付Instagram「@wellhayley’s new driving instructor @tomcruise.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MIE)