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バルミューダが東証マザーズ上場、寺尾社長「何よりも売上高を最大化」

2020年12月16日 20:42  Fashionsnap.com

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記者会見に登壇した寺尾玄代表取締役社長 Image by: FASHIONSNAP.COM
バルミューダが12月16日の今日、東京証券取引所マザーズ市場に上場した。初値は3150円で公開価格の1930円を上回り、3850円の終値をつけた。時価総額は297億8000万円。上場記者会見で寺尾玄代表取締役社長は今後の成長戦略について説明し、「バルミューダはグローバル企業になるべき。今後は何よりも売上高を重要視して最速で最大化していく」とコメントした。 関連記事 バルミューダが東証マザーズ上場、製品開発力を強化へ

 バルミューダは「クリエイティブな心で夢見た未来を、テクノロジーの力で実現して人々の役に立つこと」をミッションに掲げ、寺尾社長が2003年3月に設立。2010年に初の空調家電として扇風機「GreenFan」を発表し、2015年に開発したスチームトースター「BALMUDA The Toaster」でキッチン家電に参入した。2015年から2019年の4年で売上高は4倍に増加。今年11月には初の掃除機「BALMUDA The Cleaner」を発売した。
 約5年かけて上場への準備を着々と進めてきたが、上場する理由について寺尾社長は「長い道のりと工程を歩んできてしまった。会社として大きくなるには強い管理能力が必要だと痛感し、そのためには上場企業と同じように動く必要があると考えた」と説明。調達した資金については全て投資に回す予定で、商品開発、組織の増強、広告宣伝の3軸で展開していくという。
 なお、上場セレモニーは「上場がめでたいことだとは思わない」という考えから実施せず、数々の歴史の場となった東京証券取引所に対する敬意と従業員への感謝を表すために今回の記者会見のみを開催したという。会見の最後で寺尾社長は「自社の強みである自由な発想は上場後も一切変更ない。使える資金が増えたため、チャレンジできる枠ができた。より大胆でスピーディーな企業活動をしていきたい」と抱負を語った。
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■バルミューダ:公式サイト