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東急電鉄の2021年3月ダイヤ改正、全線で終電を最大30分程度繰上げ

2020年12月16日 20:42  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
東急電鉄は16日、東急線全線において2021年3月にダイヤ改正を実施し、こどもの国線を除く東急線全線の終電時刻を最大30分程度繰り上げると発表した。

東急電鉄では、ホームドア等の設備増加にともない鉄道設備の保守業務量が増加している中、保守点検のための夜間作業時間や夜間作業に関わる要員の確保を目的として、また新型コロナウイルス感染症の影響により、深夜時間帯を中心に利用状況が大きく変化したことを踏まえ、来年3月にダイヤ改正を実施する。

これにより、保守業務に携わる作業員や駅係員・乗務員などの早朝深夜時間帯の働き方が改善されるとともに、夜間作業を安全かつ効率的に実施することで、より安全で安定した鉄道サービスの提供に努めるという。

来年3月のダイヤ改正後、東急線全線(こどもの国線を除く)で終電時刻が現行の時刻より最大30分程度繰上げとなる。東横線渋谷発の終電は約26分の繰上げ、田園都市線渋谷発の終電は約17分の繰上げ、目黒線目黒発の終電は約13分の繰上げ、世田谷線三軒茶屋発の終電は約14分の繰上げ、池上線五反田発の終電は約13分の繰上げ、大井町線大井町発の終電は約15分の繰上げを予定している。

なお、初電の時刻はおおむね現行通りの時刻を維持する予定であり、需要動向などを鑑みつつ、混雑の集中が予測される場合は臨時列車の増発なども検討するという。一部路線において、利用動向の変化に対応した運行ダイヤの適正化も実施する。ダイヤ改正の詳細は2021年1月下旬頃に発表される。(木下健児)