アダストリアが韓国事業から撤退、新型コロナで先行き不透明に

アダストリアが、12月16日の今日開催した取締役会で、連結子会社であるAdastria Korea Co., Ltd.を清算することを決議した。韓国国内の法令に従い手続きが完了次第、清算結了となる。 関連記事 「ジーユー」韓国の全店舗を8月に閉店へ、新型コロナの影響受け

　Adastria Korea Co., Ltd.は2014年1月に設立し、韓国において同社ブランドの店舗運営と販売を行っている。アダストリアでは2014年に韓国1号店を出店以降、現在は国内にオンラインストアを含む直営店7店舗を運営しているが、黒字化には至らなかった。また、新型コロナウイルス感染拡大による先行きの不透明感を踏まえ、早期の収益改善が難しいと判断したため清算の決議に至ったという。清算の手続きは2021年3月頃を想定。全店舗の営業を終了し、韓国における直営店事業から撤退する。
　なお、退店費用は2021年2月期第3四半期連結決算で退店費用を計上する見込みだが、減損損失は計上済みのため今年7月に公表した2021年2月期連結業績予想に変更はないという。
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