トップへ

角田裕毅、2021年にアルファタウリ・ホンダからF1参戦決定。小林可夢偉以来、7年ぶりの日本人F1ドライバー誕生

2020年12月16日 17:01  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

イモラでスクーデリア・アルファタウリ・ホンダのサポートのもと、F1初テストを行った角田裕毅
12月16日(水)、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダは、2021年シーズンに角田裕毅を起用することを発表した。チームはすでに2021年に向けピエール・ガスリーと契約を締結しており、来季2021年はガスリーと角田というコンビで戦うことになる。

 ホンダの育成ドライバーである角田は、2018年に日本でFIA-F4のタイトルを獲得すると、2019年より海外レースに挑戦。レッドブル・ジュニアチームの一員としてイェンツァー・モータースポーツからFIA-F3に参戦し、ランキング9位でシーズンを終えた。

 そして2020年はFIA-F2にステップアップ。カーリンからのフル参戦となったが、レッドブルのドライバー育成を指揮するヘルムート・マルコから『ドライバーズランキング4位以上』という目標を言い渡された。

 2020年のF2には各メーカーの育成ドライバーが集結し、実力のあるドライバーたちによって毎レース接戦が展開された。1ラウンド毎にランキングが入れ替わる激しい戦いが繰り広げられたが、そんななか角田は参戦1年目にしてポールポジションを4度獲得し、通算3勝を挙げた。

 終わってみれば、角田はドライバーズランキングで目標を上回る3位という成績を残し、ベストルーキーに贈られる『アントワーヌ・ユベール・アワード』を受賞。F1参戦に必要なスーパーライセンスを獲得するためには、スーパーライセンスポイントを40ポイント以上取得する必要があるが、角田はその条件も満たした。

 またシーズン終了後にはアブダビのヤス・マリーナ・サーキットで行われたF1の若手ドライバーテストにもアルファタウリ・ホンダから参加し、123周を走破して5番手タイムを記録している。

 来年はホンダF1の最終年となるが、その2021年に角田はルーキーとしてどれほどの活躍を見せてくれるだろうか。小林可夢偉以来となる日本人F1ドライバーの活躍に期待がかかる。

●角田裕毅(ツノダユウキ)
生年月日:2000年5月11日生まれ
出身地:神奈川県相模原市

●レーシングキャリア概要
2016年 鈴鹿サーキットレーシングスクール・フォーミュラ(SRS-F)卒業
2017年 JAF-F4 東日本シリーズ シリーズチャンピオン・日本一決定戦 優勝/FIA F4日本選手権 シリーズ 3位
2018年 FIA F4日本選手権 シリーズ チャンピオン
2019年 FIA F3選手権 シリーズ 9位(Jenzer Motorsport)1勝 表彰台3回/ユーロフォーミュラ・オープン・チャンピオンシップ シリーズ4位(Motopark)
2020年 FIA F2選手権 シリーズ 3位(Carlin)3勝 表彰台7回 ポールポジション4回