フェラーリF1チームは、育成ドライバーで、2020年FIA-F2選手権でランキング2位を獲得したカラム・アイロットを、2021年のテストドライバーに起用すると発表した。
FIA-F2選手権にユニ・ヴィルトゥオーシから参戦したアイロットは、ポールポジションを5回獲得し、3回の優勝を飾り、2020年シーズンをミック・シューマッハーに次ぐ選手権2位で終えた。
現在22歳のアイロットは、2021年にはレースに出場しない見込みだが、フェラーリ・ドライバー・アカデミーのメンバーとして引き続きフェラーリからのサポートを受けることになる。
「来年からスクーデリア・フェラーリにテストドライバーとして加わることが決まり、とてもうれしく思っている」とアイロットは語った。
「コース内外でチームの仕事に貢献できることを、そしてこの心躍る新たなチャレンジを通じて新しい学びを得られることを楽しみにしている。良い仕事ができるよう、全力を尽くすつもりだ。ドライバーとしてさらに成長するため、できるだけ多くの経験を積みたいと思っている」
「素晴らしい機会を与えてくれたフェラーリ・ドライバー・アカデミーとスクーデリア・フェラーリに、そして彼らの支援に感謝したい」
「過去3年間、彼らのプログラムの一員でいられて光栄だった。これからもともに歩み続けられることが楽しみだ」
アイロットは、F1マシンでの走行をすでに経験済みで、2019年にはバルセロナで行われたインシーズンテストにアルファロメオから参加したほか、フィオラノではフェラーリの2018年型マシンを走らせた。12月15日火曜日にアブダビのヤス・マリーナ・サーキットで行われた若手ドライバーテストにはアルファロメオから出走し、8番手のタイムで1日を締めくくった。