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Sexy Zone 菊池風磨、「許せない!!」でティーンの間でも人気獲得? ドラマやバラエティで広げる個人の活躍の場

2020年12月16日 10:01  リアルサウンド

リアルサウンド

リアルサウンド編集部

 「許せない!!」ーースースーする股間を抑えて悶えたり、着ていたはずの水着が溶けて、おぼんで股間を隠したり。このところ隙あらば股間を狙われがちなSexy Zoneの菊池風磨。現在、ドラマ『バベル九朔』(日本テレビ系)で主演を務めるなど、グループでの活動と並行して、個人としてもドラマにバラエティと活躍の場を広げている。


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 『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』(フジテレビ系)でドッキリを仕掛けられる度に、渾身の力をふり絞って繰り出す「許せない!!」。耳にするたびに爆笑し、最近では「来るぞ、来るぞ!」と待ってしまうほど。この言葉は若者の間でも浸透しているようで、マイナビティーンズラボが発表した「2020年ティーンが選ぶトレンドランキング」の流行ったコトバ6位にランクインした。怒りを表す言葉ではあるが、同時にギャグ的な雰囲気も含み、使い勝手がいいのだろう。これも菊池がみせた映像のインパクトの影響が大きいと言えそうだ。


 12月12日放送の『すこジャニ~ルールだらけの旅~』(同局)でも、ふぉ~ゆ~の辰巳雄大と共に、視聴者を爆笑の渦へと巻き込んだ。タキシード姿で船上から海釣りをしていたのだが、辰巳がまさかの落下。ここだけでもかなりの録れ高だったが、続いて海に放り込まれたのが菊池。しかも頭から真っ逆さまに海へドボン。その落ち方一つとっても只者ではない様子が伝わってきた。タキシードから着替えたら今度はレスリングスーツ。どうして、こういう展開になるのだろう。腹筋がもたない……。


 演技一つとっても、これまでに一癖ある役どころを演じてきた。澄ましているようでも、瞳の奥に含みを持たせた視線で、細やかに表情を変える。何かありそうだ、と視線を奪われる役者だ。来年1月スタートのドラマ『書けないッ!?~脚本家 吉丸圭佑の筋書きのない生活~』(テレビ朝日系)にも出演予定と、どんな役を演じるのかいまから楽しみだ。


 菊池を語る上で外せないのが、トーク力の高さだ。ラジオ『レコメン!』(文化放送)では、オテンキのりとの、“のりふま”コンビが織りなすトークで笑いをもたらしてきた。テンポよく、下ネタもなんのその。二人のコンビも5~6年を数えるだろうか、当時からジャニーズなのに!? という意外性のあるトークを展開し、何より二人が楽しそうなところが魅力だ。時に暴走する二人に、ハラハラ、ドキドキしながら聴いているリスナーも多いことだろう。


 今年3月には『人生最高レストラン』(TBS系)にゲスト出演し、亡きジャニー喜多川氏に連れ行ってもらった焼き肉店での思い出を披露したのだが、テンポ良く、笑いを盛り込みながら順序だてて語っていた。ジャニー氏に対する敬語禁止の話ではしっかり笑いをとったかと思えば、少し表情を堅くしてこう続けた。「僕ら……僕は特に思うんですけど、この会社じゃなかったら多分ここまでフックアップされてないと思うんですよ」と切り出し、「何にもない状態から、ただの中学2年生というところから、一個ずつリハーサル……というよりか、本番を与えてくる」。最初の言葉で興味を誘い、具体的なエピソードを例に、個人の感想を盛り込む。


 「ジャニーさん、自分ができる、ギリギリできる2、3個上のステージを必ず用意してくれるんです」と、一番のトピックスを簡潔に、かつインパクトのある言葉選びで伝えていた。


 MCの加藤浩次をはじめ、出演者が「それでそれで?」と前のめりで耳を傾けていたのが印象的だ。9月にはバラエティ特番『世界禁断の運び屋』(フジテレビ系)で初MCを担当するなど、また一つ新たな道を歩むのではないかと期待している。


 「俺、ジャニーズであってます?」ーードッキリ企画を通して“全裸ジャニーズ”の異名をとる菊池。12月17日発売のフィットネス総合誌『Tarzan』(801号)では、引き締まった肉体美で表紙を飾っている。胸元からすっと一本の縦線が入り、左右には均整の取れた胸筋、腹筋。そんなバランスのとれた肉体美のように、磨き上げられた武器で今後も多方面で活躍していくことだろう。(柚月裕実)