2020年F1アブダビGP決勝で、フェラーリのセバスチャン・ベッテルは14位だった。
13番グリッドからハードタイヤでスタート、バーチャルセーフティカー導入/セーフティカー出動となった際、10周目に多数のマシンがタイヤ交換を行ったが、ベッテルはステイアウトし、35周目にミディアムタイヤに交換し、54周のレース(55周のレースを1周遅れでフィニッシュ)を走り切った。ベッテルは2020年ドライバーズランキングで13位だった。
フェラーリで6年間、118回のレースに出場したベッテルは、その間、優勝14回、ポールポジション12回、ファステストラップ14回、1400点を獲得。2021年にはアストンマーティン(レーシングポイント)に移籍する。
■スクーデリア・フェラーリ
セバスチャン・ベッテル 決勝=14番手
覚えておきたいと思うようなレースにはならなかった。でもメカニック、エンジニア、ケータリング担当者をはじめチームメンバー全員がしてくれたことは忘れない。
今日はいつもとエネルギーが違っていたのを感じた。そのことは永遠に心に残るだろう。
シャルル(・ルクレール)と離れるのは寂しいだろうね。彼には何度も悩みの種を与えられたし、僕らは人生においてもキャリアにおいても違うステージに立っている。だけど彼がいい子なのは間違いない。これから長い道のりを歩む。彼には輝かしい未来が待ち受けているんだ。彼がふさわしいマシンに乗れることを願っている。
来年が誰にとっても今年よりもいいシーズンになることを願っている。今年はとても厳しく、消耗させられるシーズンだった。理由ははっきりしているよね。来年は皆の笑顔、そして怒ったり悲しんだりしている表情がマスクに隠されることなく、直接見られるようになるといいね。それが僕の一番の願いだ。
新しい旅路に踏み出すのを楽しみにしている。でもまずは家に帰れるのがうれしい。帰ってゆっくり充電するよ。