4台による戦いとなったST-TCRクラスは290号車F・Link Home CIVIC TCR(植松忠雄/井出有治/川端伸太朗)が序盤から独走をみせるも、25周目にエンジンベルトが切れてしまうトラブルでリタイアとなった。終盤、22号車WAIMARAMA KIZUNA Audi RS 3 LMS(キズナ/千代勝正/安田裕信/大草りき)と、97号車Racer ホンダカーズ桶川 DOME CIVIC(遠藤光博/中野信治/小出峻)が激しいトップ争いを展開したが、123周目に首位におどり出た97号車がそのままトップでチェッカーを受けた。
2位には22号車WAIMARAMA KIZUNA Audi RS 3 LMSが、3位は2周遅れで65号車REBELLION Mars Audi RS3 LMS(松井猛敏/加藤正将/下山征人/塚田利郎)が獲得した。
今回も1台のみのエントリーとなったST-1クラスは28号車ROOKIE Racing GR SUPRA(蒲生尚弥/豊田大輔/小倉康宏/河野駿佑)が99周を走りきり、最終戦を待たず2020年シーズンのST-1クラスチャンピオンの座を手にした。
4台がエントリーしたST-2クラスは、予選から他を圧倒させる走りをみせた32号車ROOKIE Racing GR YARIS(井口卓人/佐々木雅弘/MORIZO)が決勝でも安定したハイペースを刻み続け、トップでチェッカーを受けた。ST-1クラスの28号車とともにROOKIE Racingは最終戦を待たず2クラスでチャンピオンに輝いた。
2位には7号車新菱オート☆VARIS☆DXLエボX(成澤正人/安齋景介/藤井芳樹/八巻渉)が、3位には59号車DAMD MOTUL ED WRX STI(大澤学/後藤比東至/石坂瑞基)が入った。
6台が参戦したST-4クラスは310号車GRGarage水戸インターGR86 (久保凜太郎/細川慎弥/坪井翔)がポール・トゥ・ウインで制した。2位は884号車 林テレンプ SHADE RACING 86(平中克幸/国本雄資/HIRO HAYASHI/石川京侍)が獲得。3位は18号車 Weds Sport 86(浅野武夫/藤原大暉/土屋武士/西村和則)が入り、今季2度目の表彰台を手にしている。