ドイツ出身のモデル、ハイディ・クルムの長女レニ・クルムがこのほど独版『VOGUE』でモデルデビューを果たした。「若すぎる」との理由でこれまで娘のモデルデビューを頑なに反対していたハイディだが、16歳という年齢に達し、自らモデルの道に進む決意を固めた娘を今は誇りに思っているようだ。
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長身と美貌、そして歯に衣着せぬ物言いで雑誌やテレビに引っ張りだこのドイツ出身モデル兼タレント、ハイディ・クルム。47歳になった今も美魔女ぶりは健在のハイディだが、彼女には「まるで“ミニ・ミー”」「美しすぎる」と評判の娘レニ・クルムがいる。レニはかねてからモデルデビューが囁かれていたのだが、母ハイディは「冷酷で厳しい世界」「幼いうちは公共の目から守りたい」との理由から娘のデビューを頑なに反対し続けていた。
そんなレニが、今年5月に16歳の誕生日を迎えた。自ら車のハンドルを握る年齢に達したことで、ハイディもようやくモデル志望の娘にゴーサインを出し、このほど満を持して独版『VOGUE』に登場した。ハイディは同誌インタビューで、
「16歳っていうのはいい年齢よ。車の運転が認められているなら、Instagramの公式アカウントを持って、人前に顔を出すことも許されると思う。」
と自身の見解を述べるとともに、
「『VOGUE』の表紙でキャリアのスタートを切れるなんて、恵まれすぎな環境よね。」
と業界の先輩としての心境を明かしている。
このたびの表紙は、カラフルなオーバーサイズのスーツを着たレニにハイディがそっとキスをするショットになっており、記念すべきレニのモデルデビューは、大先輩である母ハイディとの母娘競演に。のちにレニはInstagramにこの写真をアップし、
「初めての表紙にワクワクしてるわ! 独版『VOGUE』の撮影現場はとても楽しかった。これ以上ない最高のスタートでした!」
とコメント。そしてともに撮影に臨んだ母に向けて
「そばにいてくれてありがとう」
と感謝の気持ちをしたためた。ハイディも娘の華々しいデビューには感無量のようで、のちに自身のInstagramにてドイツ語で次のような長文を綴っている。
「あなたを誇りに思うわ。でもそれは、あなたが私と同じ道を選んだからではないの。あなたがどんな道を選んだとしても、それはあなた自身のもの。あなたはいつだって自分の欲しいもの、欲しくないものがハッキリしているものね。あなたは決して私の“ミニ・ミー”なんかじゃない。あなたが自分らしさを出してくれることを私は嬉しく思っているの。私の娘であることは、時に楽なことばかりじゃないわよね。ノーマルな子供時代を過ごさせてあげることはできなかったし。でも、そもそも何をもってノーマルって言うのかしら?」
「あなたが夢見たキャリアのはじめの一歩として『VOGUE』は最高の場だわ。あなたがこの業界に足を踏み入れるのを見届けるのは容易じゃないけど、あなたをハッピーにするために、そしてあなたが夢を叶えるために、私は何だってするつもりよ。あなたの母親であることを誇りに思うわ!」
12~13歳の頃から夢見てきた憧れの業界で、ついにデビューを果たしたレニ・クルム。シンディ・クロフォードの娘カイア・ガーバーや、ヨランダ・ハディッドの娘ジジ&ベラ・ハディッド姉妹など、親の“美形DNA”を受け継いで目覚ましい活躍を見せる二世モデルは多数いるが、レニが次世代のスーパーモデルとしてブレイクを果たす日もそう遠くないかもしれない。
画像1、3枚目は『Heidi Klum 2020年12月11日付Instagram「LENI」、2020年12月10日付Instagram「Meine liebe @leniklum」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)