2020年F1アブダビGPの土曜予選で、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンはシーズン初のポールポジジョンを獲得した。
フェルスタッペンはQ1で4番手(1分35秒993)、Q2で3番手(1分35秒641)。Q3最初のランを終えた段階でメルセデス勢に割って入る2番手となり、最後のアタックでタイムを大きく更新し、1分35秒246でトップに立った。2番手バルテリ・ボッタス(メルセデス)との差は0.025秒だった。
フェルスタッペンがF1でポールポジションを獲得したのは3回目。2020年シーズン、メルセデスエンジン搭載車以外がポールポジションを獲ったのはこれが唯一となる。メルセデスは2014年から2019年までアブダビの予選で1-2を獲得し続けてきたが、今年フェルスタッペンが連続1-2を終わらせることに成功した。
フェルスタッペンは決勝をミディアムタイヤでスタートする。
■アストンマーティン・レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン 予選=1番手
とてもいいラップだった。今日はポールポジション争いができるとは思っていなかったが、とても満足いく結果になった。今年はずっとメルセデスが優勢だったけど、少なくとも1回はポールを獲ることができたので、喜んでいいんじゃないかな。
今年はタフなシーズンだから、終盤を迎えて皆に疲れが出てきている。メカニックをはじめチームの全員にとってこのポールは大きな後押しになるだろう。
スムーズな予選だったわけではない。序盤にはステアリングの下に手が挟まってしまって遅くなったラップがあったし、その後ミディアムタイヤで走った時も簡単にはいかなかった。でも2回目のランでいくつか変更を施したら、少し良くなった。
Q3ではかなりいいラップを走ることができ、すべてがうまくまとまった。
明日は、後ろの2台が違う戦略をとって僕にプレッシャーをかけてくる可能性があるから、楽なレースにはならないだろう。でも全力を尽くして戦うし、同時にレースを楽しむつもりだ。
優勝を狙っていくよ。いずれにしても今日が素晴らしい日であることは間違いない。
(予選後の会見で語り)決勝でメルセデス勢を抑えきることを目指してベストを尽くす。彼らはとても速い。でも、僕らのトップスピードはわりとよさそうだから、それが決勝で助けになるかもしれないね。