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VTuberが声と演技で物語を色鮮やかにする「いろどり芸能郵便社」が発足「ひとりの熱意から始まった」

2020年12月12日 11:02  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
ブシロードグループ発の新規バーチャルタレント事務所「いろどり芸能郵便社」プロジェクト発表会が、2020年12月11日に開催。

発表会の模様は、「いろどり芸能郵便社」及び「ブシロード公式」のYouTubeチャンネルにて配信された。

登壇者は、「いろどり芸能郵便社」に所属することになったVTuberの御園結唯・服巻有香・冬守しずく、原案協力・構成・脚本を担当するシナリオライターのサイトウケンジ氏、演技講師を務める声優の佐々木未来氏、ブシロードクリエイティブ代表取締役社長の成田耕祐氏、「いろどり芸能郵便社」プロデューサーの野呂祐介氏。司会は春山恵理が務めた。

「いろどり芸能郵便社」とは、御園結唯たちの住む「イロドリ世界」で紡がれる物語と、「私たちの世界」とVTuberが繋がり生まれる物語、そのふたつが「交差」する新たなプロジェクト。映像・音楽・物語などを創るクリエイティブな枠組みの中で、新たな「色」を創り、世界中へ届けることを目的としている。所属するVTuberは、声と演技でクリエイターたちが生み出す物語をより色鮮やかなものにする「Virtual Actor」としての活動も行っていくという。

発表会ではまず、成田氏が登壇。本プロジェクトが発足した経緯について、「シンプルにこれをやりたいやつがいたから。彼の情熱で立ち上がったプロジェクトです」と説明。その後、ひとり、ふたりと仲間が増え、オーディションを経て所属するVTuberも決まり、ここまできた、と言葉にした。

続けて登場したプロデューサーの野呂氏は、プロジェクトの概要と今後の展開について説明。発表会の同日19時より早速、所属するVTuber3人による「デビュー配信」が順次行われることが発表された。なお、12月12日13時からは「料理対決配信」、同月13日からは「いろどり放送局第1回スペシャル配信」を行うほか、後日、「配達員」として働く3人の活動を描いたコミックムービーなども実施する予定だという。

本プロジェクトの原案協力・構成・脚本を担当するサイトウ氏は、TVアニメ化もされた『トリニティセブン』シリーズの原案などを務めたシナリオライター。彼は、「Virtual Actor」で活動していく点に注目し、その特性を活かすには「演劇」を多くやっていったほうがいいのでは、と感じたのだという。

あわせて、本番に向けてレッスンするところをお客さんにも見てもらうことで、過程から楽しんでもらっては、と野呂氏に提案。その考えに野呂氏は大いに賛同しており、今後、レッスンの様子も配信していく予定とのこと。

演劇を行うにあたり、各VTuberへの演技指導を担当するのは『探偵オペラ ミルキィホームズ』エルキュール・バートン役などを務めてきた声優の佐々木氏。発表会では、「これから色々な芝居ができるようになるよう、私も微力ながら頑張りたいと思います」と意気込みを言葉にした。

なお、佐々木氏による演技指導は、動画でも配信予定。発声や活舌などのほか、見ている方々にも楽しんでもらえるようなゲーム企画を交えたレッスンも予定しているとのこと。

その後、「いろどり芸能郵便社」に所属する御園結唯・服巻有香・冬守しずくがスクリーンに登場。自己紹介に加えて、「ヴァイスシュヴァルツ&Re バースチャンネル」の公式YouTuber(仮)に決定したこと、デビュー配信の告知などを行った。

プロジェクト発表会後に行われた質疑応答の際には、今後演じてみたい役どころについて3人がコメント。御園結唯は「カッコいい少年役に挑戦してみたい」、冬守しずくは「可愛いものが好きなので、お姫様とか妖精さん」、服巻有香は持ち前の元気な性格とは逆の「お姉さん系」もしくは「少年役」と、それぞれの願望を言葉にした。

一人の熱意から始まったプロジェクト「いろどり芸能郵便社」。その想いに賛同してきた者たちの力が合わさり、ようやく形となった。本プロジェクトが世界に、どのような色を付けていくのかに注目だ。

(C) irodori ent post(M.TOKU )