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森山大道のインスタレーション作品「Lip Bar」が「カム カナザワ」の新スペースに常設展示、夜は通常のバーとして営業

2020年12月11日 13:32  Fashionsnap.com

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店内の様子 Image by: KAMU kanazawa
アートコレクターの林田堅太郎が館長を務める私設現代アート美術館「カム カナザワ(KAMU kanazawa)」が、4番目のスペースとなる「カム エル(KAMU L)」を12月12日にオープンする。 関連記事 金沢に私設現代アート美術館「カム カナザワ」開館、レアンドロ・エルリッヒの新作インスタレーションも

 カム カナザワは、2020年6月に金沢21世紀美術館から徒歩約3分の場所に開館。その後10月末には、金沢の中心部 堅町商店街に位置する「ブラック ブラック(BlackBlack)」と、香林坊東急スクエアの屋上にある「スカイ(Sky)」の2つのスペースをオープンした。
 今回新たに開館するカム エルは、金沢市片町にある屋台村 「とおりゃんせ KANAZAWA FOODLABO」内にオープン。スペース内には、写真家 森山大道のインスタレーション作品「Lip Bar」が公開される。
 Lip Barは2005年に新宿ゴールデン街で開催されたアートイベント「GAW展 Part5」で初出展され、バーの壁一面を唇の写真で覆い尽くすインスタレーションを発表した。今回公開されるカム エルの展示でも前回同様、薄暗い部屋の壁に唇の写真が繰り返しプリントされ、森山が捉える「社会の猥雑さ」や「欲望」を体感できる空間になるという。なお、Lip Barは20時からバーとして運営され、森山の作品の中でアルコールドリンクを楽しむことができる。
 今後もカム エルではLip Barの展示と並行して、森山大道の作品にフォーカスした企画展を定期的に行っていくという。

■KAMU L住所:石川県金沢市片町2丁目 23ー6 とおりゃんせ KANAZAWA FOODLABO 1階オープン日:2020年12月12日(土)入館料:1100円(全スペース共通) ※小学生以下無料閉館日:月曜日(月曜が祝日の場合は営業) ■Lip Barオープン日:2020年12月15日(火)営業時間:20:00~24:00店休日:日曜日入店無料公式インスタグラム