演劇ユニット・TEAM NACSが所属する「CREATIVE OFFICE CUE」の取締役会長でタレントとしても活躍する鈴井貴之(58)が、12月7日にプロ野球12球団合同トライアウトに参加した元プロ野球選手の新庄剛志氏(48)についてツイッターで言及。「北海道に戻って来て欲しい」と新庄氏の北海道日本ハムファイターズ入りを熱望した。
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新庄剛志氏は阪神タイガースで11年プレーした後、2000年12月に日本人初の野手FA選手としてアメリカ・メジャーリーグに挑戦。2001年~2003年の3シーズンはニューヨーク・メッツ、サンフランシスコ・ジャイアンツで活躍した。2004年に日本球界に復帰、北海道日本ハムファイターズ(以下:日ハム)に入団し、派手なパフォーマンスやコメント、プレーで日ハムだけでなく、パ・リーグを盛り上げた立役者と言われている。2018年9月の番組で日本球界復帰の際に数球団からオファーがあったのになぜ日ハムを選んだのかと問われ、新庄氏は「北海道に移転するという話を聞いて、俺一人の力でどれだけ人気のある球団にできるのかと考えた」と答えており、実際に日ハム入団時の目標は「札幌ドームを満員」「チームの日本一」であった。この2つの目標を達成し、新庄氏がユニフォームを脱いだのが2006年10月。日ハムが44年ぶりの日本一に輝いたのを見届けての引退だった。
新庄氏は合同トライアウトに参加後、獲得オファーを6日間待つと明言しているが今のところ手をあげる球団は現れていない。北海道民からは日ハムへの復帰を希望する声もあるが、吉村浩ゼネラルマネジャーは7日、札幌市内の球団事務所で取材に応じ「ファイターズで活躍していた新庄選手へのリスペクトがある」と述べたうえで、「彼がファイターズに残した功績等を考えると、現状では考えにくい」と獲得を否定している。
この流れを受け、“ミスター”こと鈴井貴之は7日、自身のツイッターで「新庄さん、北海道に戻って来て欲しいな。コロナで沈んだ雰囲気をそのバットで振り飛ばして欲しい」とコメント。続けて10日には「日ハムには、心の底から新庄選手を獲得してもらいたい。戦力以上の影響力が新庄選手にはある」、「北海道の活性化という意味でも大きい。これだけ飲食店や小売業が疲弊している中、新庄選手が再建の象徴になるような気がする」と綴り、今の北海道には彼の明るさやポジティブさが必要だと訴えた。ファンあってのプロスポーツ、その声を受け止めて欲しい―と、新庄氏を獲得しないとした球団側に再考を促している。
この鈴井の願いに、リプライ欄では「新庄さんがいるだけで空気が変わりますよね。日ハムも北海道も!」「選手というより新庄さんのアドバイザーやプロデューサー的な役割を日ハムも北海道にも必要な気がしますよね」「そうです。北海道だけではなく、野球界には必要な選手です」「新庄のスター性と野球を楽しむ姿勢は、必要です」と賛成の声が多いが、一方で「新庄が入ることで、退団しなきゃいけない若手がいるかもしれないということ忘れちゃいけない。使えない年寄りよりも未来ある若手に投資すべき」「若手の枠を潰してでも一軍に置くという選手、現状チームには不要です」と否定的な意見も見受けられた。
画像は『新庄 剛志 2020年12月7日付Instagram「1年間皆んなが僕の背中を押してくれた事で今日グランドに立てた」』『鈴井貴之 2020年4月3日付Twitter「今夜スタート。」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 みやび)