2020年F1最終戦アブダビGPが12月11日から13日に開催される。2019年のアブダビではレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが2位を獲得しており、ホンダは今年も好結果を出すべく挑んでいく。
舞台となるヤス・マリーナ・サーキットは、高速レイアウトのセクター1と2、タイトなレイアウトのセクター3の組み合わせから成るサーキット。2009年から開催されているアブダビGPで、レッドブルは、2009年、2010年、2013年の3回優勝、2014年以降はチャンピオンであるメルセデスが6連勝を飾っている。
ホンダはアブダビGPを前にして発表したプレビューリリースにおいて、「今季最終戦でも、勝利を目指して戦います」として意気込みを示している。
前戦サクヒールGPではフェルスタッペンがスタート直後にアクシデントに巻き込まれてリタイアし、ホンダ勢ではアレクサンダー・アルボンの6番手とダニール・クビアトの7位のみが入賞という結果だった。
ホンダF1の田辺豊治テクニカルディレクターは、サクヒールGPは悔しいレースになったが、いい形でシーズンを締めくくるべく、一丸となってアブダビGPに臨むと語った。
「今週末は、いよいよ2020年シーズンの最後となる第17戦アブダビGPが開催されます」と田辺テクニカルディレクター。
「今年のシリーズはコロナウイルスの影響を受け開幕が遅れたことに加え、開催できるサーキットにも限りがあり、7月から12月中旬までの短い期間で多くの連戦を含む全17戦が行われることとなりました。開幕戦からここまで、アッと言う間に過ぎていったような気がします」
「最終戦が開催されるヤス・マリーナ・サーキットは、前半に2本の長いストレートがある一方、後半には多くの低速コーナーを有しているテクニカルなコースです。3戦連続で夕暮れ後のレースになりますので、ファンの皆さんには今週もカクテルライトを浴びながら火花をあげて走る美しいマシンの姿を楽しんでいただけるのではと思います」
「先週のサクヒールGPは、さまざまな要因で我々にとって思ったような結果が出ない悔しいレースになりましたが、気持ちを切り替えていいかたちでシーズンを締めくくることができるよう、最後までチーム、ドライバーと一丸となって最終戦に臨みます」