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GTワールドチャレンジ・アジアが改定版カレンダーを発表。日本ではもてぎで8月開催

2020年12月10日 14:31  AUTOSPORT web

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2019年のGTワールドチャレンジ・アジア鈴鹿戦のスタートシーン
GT3カーで争われるGTワールドチャレンジ・アジアを運営するSROモータースポーツ・グループは12月10日、2021年のシリーズのカレンダーについて、暫定の改定版カレンダーを発表した。全6レースを予定しながら、新型コロナウイルスの影響による渡航制限にも対応するカレンダーが設定されている。日本では、新たに8月にツインリンクもてぎでレースが開催されることになった。

 ブランパンGTチャレンジ・アジア時代からアジアの多くのエントラントが集まり、ハイレベルなレースが展開されてきたGTワールドチャレンジ・アジア。2020年は新型コロナウイルスの影響によりシリーズを開催することができなかったが、10月に2021年の開催を目指しカレンダーを発表。さらに12月10日、その改定版が発表された。

 当初、5月にプレシーズンテストが行われる予定となっていたが、これが早められ4月にマレーシアのセパン・サーキットでプレシーズンテストを開催。5月29~30日にセパンで第1戦を、さらに6月19~20日に第2戦を予定する。ただ、例年より1ヶ月遅いスタートとなっており、もし仮に5月までアジア全域に渡航制限が残る場合、必要とあらばさらなる開幕延期も予定し、第2戦からのスタートも検討しているという。また、開幕2戦を同じコースで開催することで、ロジスティクスの負担も軽減している。

 第3戦に予定されるのは、7月のタイのチャン・インターナショナル・サーキット。さらに、8月7~8日にはツインリンクもてぎでカレンダーが設定された。このスケジュールにともない、8月21~22日の鈴鹿10時間に参戦するチームはロジスティクス面の負担が少なくなる。

 終盤2戦は中国での開催で、9月に上海、10月にズーハイで行われる。このカレンダーのまま進めば、11月にマカオグランプリ内で開催されるFIA GTワールドカップにもそのまま参加できるカレンダーが設定された。

 また2021年から、新たに『GTスプリント・アジア』がセパンとズーハイで開催されることになった。1名のドライバー、ピットストップなしの40分レースという設定で、GT2、現行もしくは旧式のGT3車両、GTC、GT4の参戦が可能になるという。

GTワールドチャレンジ・アジア 2021年暫定版カレンダー
RoundDateCircuitDistance/OtherTest4月セパン・インターナショナル・サーキットオプショナル・オフィシャルテスト15月29~30日セパン・インターナショナル・サーキット2×1時間レース25月19~20日セパン・インターナショナル・サーキット2×1時間レース37月3~4日チャン・インターナショナル・サーキット2×1時間レース48月7~8日ツインリンクもてぎ2×1時間レースNC8月21~22日鈴鹿サーキット鈴鹿10時間59月11~12日上海国際サーキット2×1時間レース610月16~17日ズーハイ2×1時間レースNC11月マカオグランプリGTWC