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英王室で今年、最も支持率を集めたメンバーは? ヘンリー王子は人気急落

2020年12月08日 09:51  Techinsight Japan

Techinsight Japan

英王室で今年最も愛されたのは…(画像は『Duke and Duchess of Cambridge 2018年6月9日付Instagram「The Queen’s Birthday Parade」』のスクリーンショット)
英世論調査機関「YouGov」による今年の英王室人気ランキングが発表された。1月に王室からの離脱意思を表明し、現在カリフォルニアに居を構えるヘンリー王子・メーガン妃夫妻は、大方の予想通りランキングから大きく後退する結果となった。

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インターネットを通じた世論調査に特化した英機関「YouGov」が行った調査で、今年も英王室メンバーの人気ランキングが明らかになった。今年のトップ5にランクインしたのは、次の5名である。

■第1位 エリザベス女王
全体で78%、女性からは84%と非常に高い支持率を得て第1位にランクインしたのは、唯一無二の存在であるエリザベス女王だ。94歳の現在も時折乗馬を楽しむというエリザベス女王は史上最高齢の君主であり、最長在位期間記録を現在も更新中だ。今年4月、コロナ危機さなかに行ったテレビ演説では「最高の君主」「心に響く素晴らしいスピーチ」と世界中の人々の感動を誘った。


■第2位 ウィリアム王子
73%の支持率を獲得し第2位にランクインしたのは、故ダイアナ妃の長男ウィリアム王子だ。2018年、2019年と2年連続で3位につけ、毎年安定の支持率を見せてきたウィリアム王子。今年はランクを1つあげ、2位という結果になった。ジョージ王子、シャーロット王女、ルイ王子と3人のかわいい子供をもうけた妻キャサリン妃とは、来年4月に結婚10周年を迎える。王位継承権第2位の未来の国王として、また3児を育てるイクメンパパとして、今年も国民から高い好感度を得た。


■第3位 キャサリン妃
夫ウィリアム王子の後を追うように、66%の支持率で第3位にランクしたのはキャサリン妃である。ウィリアム王子同様、今年は4位から1つランクアップしトップ3に食い込んだキャサリン妃は、未来の国王の妻として献身的に夫をサポートする姿勢や伝統を重んじる“控えめ”なアプローチが人気だ。3児の母として熱心に公務に取り組む姿や華やかながらも決してでしゃばりすぎないエレガントなファッションも人気の理由の1つで、女性による支持率が76%と全体と比較し10%も高いことがそれを裏付けている。


■第4位 アン王女
昨年は46%の支持率で第8位だったエリザベス女王の長女アン王女が、今年は57%の支持率を獲得し第4位にランクイン。現在300を超えるチャリティー団体の活動に従事するアン王女は、2017年は540もの公務に出席、2018年には180日間を公務に費やすなど「英王室一の働き者」と話題になった。母エリザベス女王を見習ってか、今年8月に古希を迎えた現在もなお精力的に公務に励む姿が国民の支持を集めたようだ。


■第5位 フィリップ王配
今年6月に99歳の誕生日を迎えたエリザベス女王の夫フィリップ王配が、支持率50%で第5位に。2017年8月に正式に公務から引退後はノーフォーク州サンドリンガム御用邸の一角ウッドファーム・コテージで余生を過ごしていたが、新型コロナウイルスの影響にともない現在はエリザベス女王とともにウィンザーで過ごしている。先月の結婚73周年の際にはエリザベス女王とのツーショット写真が公開され、ネイビーブレザーにネクタイの凛々しい姿が「相変わらずハンサム」と注目を集めた。


今年はこのような顔ぶれがトップ5にランクイン、王位継承権第1位のチャールズ皇太子は、過半数を下回る47%の支持率で第6位にとどまった。2018年はエリザベス女王を抑えて第1位、昨年は支持率71%で第2位にランクインしていたヘンリー王子は、今年はわずか42%という低支持率でまさかの7位に転落した。妻メーガン妃も昨年はほぼ過半数の49%を得ていた支持率が今年は40%とガタ落ち、第6位から第9位へとランクダウンしている。チャールズ皇太子の妻カミラ夫人は第11位で今年も昨年同様トップ10圏外となったが、昨年の29%から34%と支持率を上げている点や、女性のみによる統計ではメーガン妃(第11位)よりもカミラ夫人(10位)の方がランクが上であることは興味深い結果と言えよう。


なお「YouGov」のランキングはこのような性別による統計のほか、英国における“ベビーブーム世代”(1946年~1964年生まれ)、“X世代”(1960年代中盤から1980年代序盤生まれ)、“ミレニアル世代”(1980年代~1990年代後半生まれ)と世代別による統計結果も発表されている。今年急激なランクダウンを見せたヘンリー王子夫妻は、ベビーブーム世代の統計では12位(ヘンリー王子)と13位(メーガン妃)とさらにランクを落としているのに対し、ミレニアル世代の統計では4位(メーガン妃)と5位(ヘンリー王子)にランクインしており、王室離脱という夫妻の大胆な決断が世代によってかなり違った受け止め方をされていることが証明された形となった。そしてどの世代、性別による統計でも安定した支持率を見せ、すべての統計結果において第1位の座に君臨したエリザベス女王の人気ぶりも特筆すべき点である。

画像1、3、9枚目は『Duke and Duchess of Cambridge 2018年6月9日付Instagram「The Queen’s Birthday Parade」、2020年10月10日付Instagram「Behind the scenes of Prince William’s @ted talk」、2019年1月10日付Instagram「The Duchess of Sussex will become Patron of four organisations that reflect the causes and issues with which she has long been associated including the arts, access to education, support for women and animal welfare.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)