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「エル シネマアワード 2020」蒼井優や横浜流星ら4人が受賞

2020年12月07日 20:02  Fashionsnap.com

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(左から)蒼井優、⿊沢清、横浜流星、池⽥エライザ Image by: ハースト婦⼈画報社
ファッションメディア「エル(ELLE)」が、独自の視点で今年のナンバーワンの映画を選ぶ「エル シネマアワード 2020」の授賞式を公式YoutubeやTwitterで配信した。女優の蒼井優が「エル ベストアクトレス賞」を、俳優の横浜流星が「エル メン賞」を、映画監督の⿊沢清が「エル ベストディレクター賞」をそれぞれ受賞。新世代をけん引する映画⼈に贈る「エル・ガール ニューディレクター賞」には、女優の池⽥エライザが選ばれた。

 蒼井は今年、第77回ヴェネチア国際映画祭で銀獅⼦賞を受賞した主演映画「スパイの妻<劇場版>」や「ロマンスドール」「おらおらでひとりいぐも」に出演。ライブ配信内での受賞者VTRでは、「ヴァレンティノ(VALENTINO)」のブラックドレスや、「ショパール(Chopard)」のダイヤモンドネックレスを着用し「この一年を通して、映画や舞台でしか得られないエネルギーに気づき、これまで以上に背筋を伸ばして作品に取り組みんでいきたい」と意気込んだ。
 横浜は、女優の吉高由里子とともに映画「きみの瞳(め)が問いかけている」で主演を務め、⽇本アカデミー賞新⼈俳優賞やエランドール賞新⼈賞を受賞。「ディオール(DIOR)」のメンズ初のジャパンアンバサダーに就任し、「第15回ソウルドラマアワード」を受賞するなどグローバルにも活躍した。VTRではディオールのスーツを着用。主演作品について「作品をより良くし、観客の⼼を動かせるようにという思いで全力投球した。役を通して人として学ぶことが多く、心に残る大切な作品になった」と振り返った。
 黒沢は蒼井主演の「スパイの妻<劇場版>」の監督を担当。日本人監督が銀獅⼦賞を受賞したのは、北野武監督の「座頭市」以来17年ぶりとなる。VTRには「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」のタキシード姿で登場し、「ファッション雑誌の賞をいただくことは予想しておらず本当に驚いた。今年は映画を作れなかったので、来年こそは新作を制作したい」と来年の抱負を語った。
 池田は、ネットフリックス(Netfilx)のオリジナルドラマ「フォロワーズ(FOLLOWERS)」などで⼥優として活動する傍ら、初の監督作品「夏、⾄るころ」を発表。受賞者VTRでは「フェンディ(FENDI)」のドレスや「ブルガリ(BVLGARI)」のジュエリーを着用し、受賞に華を添えた。授賞式では池田のほか、エルの坂井佳奈⼦編集局⻑や、映画ライターのよしひろまさみが登場。池田はフェンディのドレスに「ヴァン クリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)」のジュエリーを、坂井は「グッチ(GUCCI)」のドレスに「カルティエ(Cartier)」のジュエリーをそれぞれ着用した。
 このほか、⽂化⼈や映画ジャーナリスト、ファッション関係者ら約60人を迎え、独⾃の視点でその年のナンバーワンの映画を選ぶ「エル シネマ⼤賞」にはアメリカ人女優のグレタ・ガーウィグ(Greta Celeste Gerwig)が監督を務める「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」が選出された。
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■エル・ジャポン公式YouTube