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新型コロナで「住宅ローンのボーナス返済を後悔している」人の割合は?

2020年12月07日 14:22  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
MFSはこのほど、「新型コロナウイルスによる、住宅ローンボーナス返済へ䛾影響」に関するアンケートの結果を発表した。同調査は11月24日~29日、現在住宅ローン返済中の30代~50代の男女481名を対象に、インターネットで実施した。

住宅ローンの返済でボーナス払いを選択しているか尋ねたところ、34.7%がしている」と回答した。年代による大きな差は見られず、30代は33.3%、40代は32.5%、50代は38.3%となっている。

新型コロナウイルスの影響で、この冬のボーナスは昨年より減ると回答した人を業種別に見たところ、「公務員」(56.5%)が最も多く、「医療・介護業」(48.8%)、「製造業」(47.0%)と続いた。

具体的な減額幅を聞いたところ、「昨年より6割以上減る」もしくは「ボーナス自体がなくなる」と大きな減額を答えた人が多い業種は、「不動産業」(21.4%)、「サービス業」(15.7%)、「飲食業」(11.1%)という順になっている。

「新型コロナウイルスの影響で、この冬のボーナスは昨年より減る」と回答した人を年代別で見たところ、若い年代ほど「昨年に比べてこの冬のボーナスは減る」と予想している方が多かった。具体的には、30代46.2%、40代37.4%、50代27.2%が「ボーナスが減る」と予想している。

住宅ローンボーナス払いを選択している人に対して「新型コロナウイルスの状況を受けて、ボーナス払いの対策を検討・実行したことはありますか?」と尋ねた。40代と50代では前回調査時である6月に比べて、対策を検討・実行した人が5%以上増えている。

30代は、6月調査時点ですでに「対策を検討・実行している/しようとしている」人が半数近く存在している。今回の調査では減少したものの、40代、50代に比べてもなお多くの人が対策を講じている。40代、50代では、夏に比べて検討・実行に動き出す人が増えていることから、ボーナス払いの危機感が現実味を帯びてきたことがわかった。

「対策を検討・実行した」と回答した人に対策を尋ねたところ、「借り入れ先の金融機関への相談」(43.3%)が最も多く、「他金融機関への借り換え」(32.8%)が続いた。

ボーナス払いを選択している人のうち、ボーナス払いにしたことを後悔しているか聞くと、13.2%が「後悔している」と回答した。年代別に見ると、30代では「後悔している」と回答した人が6月時では28.4%だったのに対し、今回は15.4%と13%減少となった。一方で、40代、50代では「後悔している」と回答した人が増加傾向にある。

ボーナス払いを選んだ理由を聞くと、最も多い回答は「毎月の返済額を減らしたかったから」(54.5%)だった。次いで「定年までに住宅ローンを返済したかったから」(31.1%)となっている。

毎月の住宅ローン返済は負担になっているか尋ねたところ、57.5%が「負担になっている」と回答した。6月時点での返済を負担に感じる人は67.5%だったため、10%減少している。(フォルサ)