12月6日(日)、ハースF1チームは、ロマン・グロージャンが12月11~13日に行われる最終戦アブダビGPを欠場することを発表した。
グロージャンは第15戦バーレーンGPの決勝レース1周目に大クラッシュを喫した。マシンは一瞬で炎上したが、グロージャンは自力で脱出。両手の甲をやけどしたものの、幸いなことに大きな怪我はなかった。
バーレーン国防軍病院を退院後は最終戦に向けてトレーニングを再開したが、最終的には自宅のあるスイスに戻りやけどの治療を続けることを決断。今年限りでハースF1を離れることが決まっているグロージャンにとっては、バーレーンGPがこのチームでの最後のレースとなった。
グロージャンは、ハースの公式サイトに以下のようにコメントを寄せた。
「アブダビでの僕の最後のレースを走ることができず、チームとともにいられないというのはとても悲しいことだ」
「手の治療のために医者と一緒にできる限りのことをしてきたけれど、レースに出るというリスクは、僕の回復と健康にとってあまりに大きすぎる。だからレースに出ないという決断を下した。僕の人生において最も難しい決断のひとつだけど、もちろん賢明な決断だ」
「チームのみんなが恋しいけれど、今まで通り彼らを応援するよ」
なおグロージャンの代役は、第16戦サクヒールGPでステアリングを握るピエトロ・フィッティパルディが引き続き務めることになる。